夢のスタート -36- ページ10
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次の日
高等部 掲示板前
女子生徒A「校内アイドルとの触れ合い方についてのルール？」
女子生徒B「昨日、浮所くんのことで騒ぎあったからねー…」
女子生徒C「ファンレターは専用BOXに入れるの？どこにあるんだろう？」
女子生徒D「あ、『ファンレターのBOXは、2階渡り廊下に設置』だって！」
女子生徒A「あれ？『また何かあれば、放送委員の松井・和田まで』ってある。この2人が考えたの？」
女子生徒B「ライブの日って、この2人が放送担当の日だよね？協力してるのかな？」
中等部の掲示板にポスターを貼る奏と和田
奏「よし、これで全部だな」
和田「何で俺まで…。ていうか、勝手に俺の名前入れないでよ！」
奏「勝手に入れたのは悪かった。でも、協力してくれよ」
和田「俺、アイドルは興味ないって…」
奏「興味なくても良いから…。あいつらをサポートするには、俺1人じゃ無理なんだって」
和田「松井さん…急にどうしたの？あんなに「協力しない」とか言ってたのに…」
奏「協力せざるを得ない状況になったんだよ。和田にはあいつらのマネージャーになった俺のアシスタントをしてもらうからな」
和田「え！？マネージャー！？」
奏「お前、声デカい！！」
和田の口を塞ぐ奏
和田「んー！！」
奏「いいか？協力してくれよ？」
和田「ふぉんなふぉとひふぁれひぇも…(そんなこと言われても…)」
奏「アイドルを実際にやるよりはいいだろ？」
和田「…うん」
手を放す奏
奏「ということで、ちゃんと協力してくれよ」
和田「はぁ…」
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数日後…
トライアングルスター事務所
レッスン室
藤井「松井くんのルールのおかげで、大きな混乱は無くなったね」
飛貴「握手を求められることは増えたけど、ちゃんと場所と時間を考えてくれるようになったし」
岩崎「ファンレターも下駄箱に入れられることは無くなったね。むしろ、BOXが設置されたら増えた気がする」
藤井「マネージャーの存在って凄いね…」
飛貴「松井くんが協力してくれなかったら、まだ混乱が続いてたかもしれないね…」
岩崎「問題はライブする場所だよね。そこだけ解決してないような…」
飛貴「あ、確かに…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2017年10月16日 21時
