夢のスタート -34- ページ8
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弦「奏くん、本当に大きくなりましたね。目線が同じくらいになってますよ」
奏「あ、本当だ…。いつの間にか、弦さんに追いついちゃいましたね」
弦「それにしても…芸能関係のお仕事に興味を持ってくれたみたいですね。プランのまとめ方や実行力は、本当に響さんそっくりです」
奏「別に、興味持ったわけじゃないですよ。仕方なく、姉貴の手伝いをするだけです。ていうか、姉貴はどこですか?」
弦「あ、響さんなら買い出しに…」
奏「はぁ!?」
事務所のドアが開く
響「ただいま〜!…あら?」
奏「…」
響「奏ぉー!どうしたのよー!!」
奏に抱き着く響
奏「やめろ!!抱き着くクセ直せって言ってるだろ!!」
響「良いじゃない〜。イケメンや可愛い子を見ると、自然と身体が動いちゃうのよ」
奏「はぁ…」
響「でも、どうしたの?あ、もしかして藤井くんに誘われた?」
奏「俺はアイドルやらないから。でも、こいつらのマネージャーならやってもいいけど?」
響「マネージャーねぇ…」
弦「藤井くんたちの学校で、今日トラブルがあったらしいんです。それで、奏くんが改善策を考えてくれたみたいなんですよ」
響「なるほどね〜」
奏が考えたルールを読む響
響「…うん、良い感じじゃない。これなら学校の子たちも分かってくれるでしょ」
奏「藤井が『事務所の力は借りたくない』って言ってたからさ。俺が学校と事務所の仲介人になれば、問題ないだろ?」
響「そうね。私たちもそこをどうしようか迷ってたのよ。私の弟である奏が藤井くんたちの面倒を見るなら、私も安心できるわ」
弦「では、奏くんに藤井くんたちのマネージャーを任せて良いんですね?」
響「私は構わないわ。ただ、彼らが本格的にこの事務所のアイドルになったら…責任は重くなるけど良い?マネージャーの仕事は甘くないわよ」
奏「姉貴を見てたから分かるよ。俺だって中途半端な気持ちで言ってるわけじゃない。こいつらが真剣だって分かったから、俺も手伝おうって思ったんだよ」
藤井「松井くん…!」
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作者名:あきか | 作成日時:2017年10月16日 21時