夢のスタート -33- ページ7
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岩崎に気付く大光
岩崎「あっ…」
大光「何？見てたの？」
岩崎「何か…大変そうだなぁ…って…」
大光「いつものことだけどさ。…あのさ」
岩崎「何？」
大光「お前…噂の校内ライブに参加してるの？」
岩崎「あ、うん…。そうだよ」
大光「マジで？」
岩崎「何で…知ってるの…？」
大光「お前が校内ライブやってる高等部の先輩と一緒にいるの見たから」
岩崎「そうだったんだ…」
大光「あのさ…あまり派手なことはしないでね」
岩崎「何で？」
大光「やってる本人だから気付かないかもしれないけどさ、あの校内ライブは反対派も多いんだよ？俺もその1人だから」
岩崎「…」
大光「それに…俺ら軽音部より目立ってほしくないから」
どこかに行く大光
岩崎「ファンが出来た分…反対派もいる…。仕方ないよね…」
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放課後
トライアングルスター事務所
藤井「なっ…何でー！？」
奏と弦が何か話をしている
弦「あ、来ましたね」
奏「お前ら遅いぞ？」
藤井「何で松井くんがいるの！？」
奏「ほら、昼休みに言ってたルール。ちゃんと考えたぞ」
1枚の紙を渡す奏
飛貴「どれどれ…？」
岩崎「校内アイドルに関するルール…」
『握手は迷惑にならないようにお願いする』『ファンレターは専用の箱に入れる』など、キレイにルールがまとめられている
奏「弦さんからOKは貰ってある。明日から校内の掲示板に貼るぞ」
藤井「でも、掲載許可…」
奏「それは分かってる。明日の朝に、掲載許可を得るから」
弦「本当、奏くんは響さんに似てこういうプランを考えるのが得意みたいだね」
奏「はぁ…。正直、姉貴になんか似たくなかったですけど」
藤井「あ…姉貴…？」
飛貴「もしかして…」
奏「…俺は、この事務所の社長の弟だよ！つーか、名字でバレてると思ったんだけど」
藤井「やっぱり、そうだったんだー！！」
岩崎「だから、弦さんのこと知ってるんだ…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2017年10月16日 21時
