夢のスタート -57- ページ31
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中等部 3年C組
奏「ほら！！」
ハムカツサンドを大光に渡す奏
大光「どうやって買ったの？予約制なのに…」
奏「やっぱり、予約しないとダメなの分かってて言ったなー！！」
大光「意地悪で言ったのになー…。まさか本当に買うとは…」
奏「でも、約束だぞ！？」
大光「はぁ…。分かりましたよ。本当は嫌だけど、手伝いします！」
奏「よし、じゃあ決まりだな」
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数日後
ミニステージ
奏「和田ー！お前って、機械の操作得意か？」
和田「まぁ…。教えてもらえれば…」
奏「試しに、照明をいじってもらっていいか？」
和田「はーい…」
いろいろ操作してみる和田
和田「松井さーん、どうなの？」
奏「大丈夫だな。照明も使える」
和田「10年前に廃部になったダンス部のステージなんでしょ？動かないかと思ってたのに…」
奏「俺らが知らなかっただけで、定期的に点検が入ってたみたいなんだよ。先生たちは『もう使わない』って言ってたらしいけど、業者側が『何かあった時のために』って…」
和田「なるほどねー」
奏「ここが見つかって良かったよ。これで…ステージが完成しそうだ」
藤井「松井くーん！これはどこに置くのー？」
飛貴「重いよー…！」
大きいスピーカーを抱えている藤井たち
奏「それは…こっち側！観客から見えない位置に置けよー」
藤井「よいしょ…っと」
岩崎「疲れたー…」
飛貴「でも、佐々木くんのおかげで早く進んでるよ」
大光「そうなの？」
岩崎「絶対に俺らだけだと進まないから…」
大光「はぁ…」
奏「本当に助かってるぞ。ありがとな」
大光「まぁ…良いですけど」
奏「それなりの報酬もあるから」
大光「え！？」
奏「当たり前だろ。手伝ってもらったのに、何もお礼をしないわけないだろ」
大光「…」
奏「まぁ、とりあえず…。最後に全員でフロアとステージのモップ掛け！！」
和田「全員って…俺も？」
奏「俺もやるから、全員でやるぞ」
和田「マジかー…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2017年10月16日 21時
