夢のスタート -51- ページ25
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次の日
学校 高等部
2年D組
藤井「はぁ…」
男子生徒A「なぁ、お前らってさ…もうライブしないの?」
藤井「あ…。やりたいんだけど…出来ないんだよね」
男子生徒B「この前の軽音部との言い合いが原因なの?」
藤井「それもあるんだけどね…」
男子生徒A「まぁ、無理に続ける必要もないと思うけどな」
藤井「…あのさ、今までのライブって見たことある?」
男子生徒B「最初とこの前の体育館のやつは見たよ」
藤井「その時さ、俺らのダンスって…揃ってた?」
男子生徒B「うーん…。揃ってるような、揃ってなかったような…」
男子生徒A「お前以外の2人って、ダンス未経験者?」
藤井「そうだよ」
男子生徒A「何かさ…他の2人は、お前のダンスについて行くのが精一杯って感じだったぞ」
藤井「やっぱり…そうなんだ…」
男子生徒B「何かあったのか?」
藤井「指摘されちゃったんだよね…。俺が…2人に合わせないといけないのかな…?」
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昼休み
中等部 廊下
奏「さて、何とか佐々木を説得しないと…」
数メートル先に、大光と作間が歩いているのが見える
奏「いたけど…キーボードの作間も一緒か…。まぁ、一緒に説得してもいいか」
大光「そういえば、あいつらライブしなくなったよな」
作間「あの言い合いが原因で、ライブに懲りたとか?」
大光「でも、岩崎がスマホで何か熱心に見てるんだよ。チラっと見たら…ダンスの振付の映像だった。だから、何かしようとしてるとは思うんだよね」
作間「ふーん…。じゃあ、ただ単に準備中なだけか。そのうち、またライブやるのかな?」
大光「さぁね?ていうか…そう言うってことは、あいつらのこと気にしてるの?」
作間「そういうわけじゃなくけど…。つーか、お前が言い出したんだろ」
大光「俺は気にしてないし!あいつらの裏方なんか、ぜーったいにやりたくないもん!」
作間の肩を思いっきり叩く大光
作間「ちょっ!?」
バランスを崩し、近くの階段から足を踏み外す作間
作間「うわ!?」
大光「作間!!」
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作者名:あきか | 作成日時:2017年10月16日 21時