夢のスタート -50- ページ24
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事務室
響「どうして自主練なの？奏が指導した方がいいじゃない」
奏「俺が指導しても、本人たちに自覚がないなら意味が無いだろ。自分で悪い癖を自覚して、自分の力で克服して欲しい…」
響「…」
奏「あの3人なら出来るって信じてる。だから自主練にしたんだよ」
響「なるほどね…。ゆづが用意した楽曲の中から、わざわざ『Your Seed』を今回の課題曲に選択したのも…何か意味があるんでしょ？」
奏「まぁ…な」
弦「でも、奏くんなら選ぶと思って用意した楽曲なんです。わざと難易度が高い楽曲を課題にすることで、彼らの弱点を見つけようとしたんですね？」
奏「っ…」
響「図星みたいね。本当…私にそっくりなんだから」
奏「はぁー！？」
弦「奏くんの想いが…藤井くんたちに伝わっていると良いですね」
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藤井家
直樹の部屋
藤井「うー…。自主練かぁ…」
ベッドに倒れこむ藤井
藤井「それぞれの課題をクリアしないと…ライブできない…。何としてでも…克服しないと…。でも…どうやったら…」
今までのライブを思い出す
藤井「そういえば…俺は自分のパフォーマンスばかり集中してて、浮所くんと岩崎くんのことは考えてなかった…。もしかして…今までのライブ、俺ら3人の振付はバラバラだった…！？」
浮所家
飛貴の部屋
飛貴「うーん…。どうやったらいいのかな…？」
振付用のDVDを見る飛貴
飛貴「俺はこのDVD通りにやってるんだけどなー…。移動が遅くなったり、動きが甘いって言われるなんて…」
岩崎家
大昇の部屋
岩崎「速く覚えるように努力はしているんだけど…」
DVDを見ながら、ダンスの練習をする岩崎
岩崎「っあー！！…ここの動きがいつも分からなくなる…。藤井くんと浮所くんの動きを見ても、2人とも違う動きをしているから…どっちを参考にしたらいいのか分かんないよぉ…」
映像を巻戻す岩崎
岩崎「はぁ…。俺ら…大丈夫かな…？」
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作者名：あきか
| 作成日時：2017年10月16日 21時
