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2人で一緒に逃げる五十嵐と飛貴
和田「…」
奏「大丈夫だって。心配するなよ」
和田「うん…」
龍我「あの2人は…あなたたちが魔法少年だってこと、理解してくれてるってこと？」
和田「まぁね…。何回か…戦いに巻き込んでしまってるし…」
龍我「それでも…2人が魔法少年であることを理解して、応援してくれてるんだね…。いいなぁ…」
寂しそうな表情をする龍我
奏「…もしかして、友達いないの？」
和田「まっちゃん！ストレートに聞き過ぎ…！」
龍我「友達がいないというか…周りに馴染めなくて…。自分に自信が無いから…何も出来ないんだ…」
和田「…」
龍我「那須は…そんな俺を支えてくれる…。那須がいるから…前向きになれるのに…」
奏「君たちは、藤井に力を与えたら…魔法少年じゃなくなるんでしょ？一緒にいられなくなるって言ってたけど…」
龍我「そういう決まりなんで…。仕方ないって…分かってる…。でもっ…」
強くこぶしを握る龍我
龍我「那須がいないと…怖くて…。那須は心強い存在。まじめ過ぎて呆れることもあるけど…。それでもっ…那須のことが好きなのにっ…」
和田「！！」
龍我「…ごめんなさい。聞かなかったことにしてください…」
和田「何で？一緒にいたいって思ってるんでしょ？」
龍我「ダメなんです…。こんなこと思っても…叶わないんで…」
奏「本当にいいの？」
龍我「…良いんです」
2人に背を向ける龍我
龍我「それじゃあ…俺は那須と合流しないといけないんで…」
和田「え、ちょっと待って！せめて途中まで…」
近くの窓を開けて、外に飛び出す龍我
和田「えー…」
奏「行っちゃったよ…」
和田「でもさ…本当にいいのかな？」
奏「一緒にいたいなら…素直に言えばいいのに…」
和田「そうだよね…。…もしかして」
奏「ん？」
和田「藤井が…魔法少年になるのを拒んでいるのって…」
奏「あっ…そういうこと？」
和田「多分ね…」
奏「でも、そういうことかもね。藤井らしい理由かも」
和田「…って、そんなこと言ってる場合じゃない！」
奏「みんなと合流しないと…！」
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蒼我 - 初めまして！シリーズ全て読ませて頂いてます！これからの展開楽しみです！無理せず頑張ってください！応援してます！ (2017年9月18日 16時) (携帯から) (
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作者名：あきか
| 作成日時：2017年9月16日 22時
