魔法少年☆大戦 Next Generation～2nd Season～-番外編2- (ページ31)

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優斗「魔法少年は、この世界の人々の希望」

金指「え…？」

優斗「この世界の人たちの平和を願う気持ちが集まって、依り代が生まれる。そして…その力で魔法少年は戦う。だから、魔法少年は世界の人々の希望なんだ」

金指「…」

藤井「魔法少年が生まれることは、悪いことじゃない。魔法少年の力と願いは…途絶えることはない。どんどん受け継がれていくんだ。一世は…誰の後継者なのか分からないけど、絶対に前の魔法少年の想いを受け継いでるはずだよ」

金指「前の魔法少年の…想い…」

藤井「それに、一世が魔法少年になる時…絶対に何かを願ってるはず。みんな…『世界を救う』って使命だけで魔法少年になってるわけじゃないと思う」

優斗「確かに…そうかも。『世界を救う』なんてさ…重圧がありすぎだし、簡単には受け入れられなかったよ」

金指「じゃあ…どうして魔法少年に…？」

優斗「俺はね、ジーニアスの皆さんみたいになりたかった。戦う姿がかっこよくて、自分にもできるならやってみたいって思ったんだ。まぁ…すぐには決心できなかったけどね」

藤井「つまり、強くなりたかったってこと？」

優斗「まぁ…そんな感じかな？何か特別なことをしてみたいって気持ちもあったし」

奏「俺も似たような気持ちだった。最初は『何でそんなこと…』って思ってたけど、戦っていくうちに楽しくなった。周りとは違うことをしてるのが楽しかったんだよね」

和田「俺は…ルナと出会った流れのまま魔法少年になっちゃったからなー…。でも、心のどこかでは強くなりたいって願ってたのかも。おかげで、あの頃よりは強くなれたと思ってるよ」

今野「俺はただ…先輩の玄樹さんのようになりたいって思ってたよ。でも、なかなか思い通りにいかなかった。みんなと出会って、仲良くなって…初めて玄樹さんが強かった理由を知れた。そのおかげで、仲間を大事にしたいって気持ちが強くなった」

藤井「みんな魔法少年になったきっかけは違う。でも、1つ言えるのは…魔法少年になって成長していること」

金指「！！」

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