。゜+゜。+ Another47 +。゜+゜。 ページ20
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那須「未来って…まさか…」
龍我「君は…未来から来たの…?」
金指「うん…。僕は…未来の世界から、ここに来た…。サタンとの戦いを…『ここ』で終わらせるために…」
岩崎「つまり、君がいる未来の世界でも…サタンが現れたってこと?」
金指「本当に突然で…。あっという間に、この街は吹き飛ばされてしまった…。何が起こったのか…よく分からない状況で…」
藤井「一世は、未来で魔法少年として戦ってるってこと?」
金指「うん…。でも…全然戦えなくて…」
藤井「…」
金指「僕は…弱いんだ…。全然強くなくて、周りの魔法少年の人たちに迷惑ばかり…。それなのに、突然現れたサタンと戦うことになっちゃって…」
岩崎「もしかして…逃げてきたの?」
金指「悪く言えば…逃げてきたんだ。本当に苦しくてっ…嫌で…。でも…戦わないと、世界は救われない…」
那須「それを分かってて、何で逃げてきた…」
金指「『ここ』に来たのは理由があるんだ…。僕の依り代が『サタンが前に現れた時代に行って、当時の魔法少年の様子を見てきたら?』って…。当時の魔法少年の様子を見ることで、気分転換してきてほしいって…」
龍我「そういうことか…。でもさ、それが藤井くんに『魔法少年になってほしい』と頼み続けていたことにつながるの?」
金指「彼が…『ここ』でのサタンとの戦いで、1番力を発揮した魔法少年だから…」
藤井「え…!?」
金指「そう教えてもらってたから、『ここ』での藤井くんを探そうと思ったんだ。そうしたら…まだ魔法少年の力を持たない状況って知って…。だから、ずっと『魔法少年になってほしい』って頼んでいたんだ」
藤井「そうだったんだね…」
金指「『ここ』に来て思ったんだ…。『ここ』で…サタンを完全に倒すことが出来たら、未来でのサタンとの戦いは無くなるかも…って」
藤井「でも、そうしたら…」
岩崎「未来で、魔法少年が生まれなくなる…」
金指「でもっ…そうするしかない…。戦いの無い、平和な世界にするためには…。魔法少年として戦うことで、苦しい想いをする人たちを出さないためにも…」
藤井「…」
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蒼我 - 初めまして!シリーズ全て読ませて頂いてます!これからの展開楽しみです!無理せず頑張ってください!応援してます! (2017年9月18日 16時) (携帯から) (レス) id: 1fc48afc33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきか | 作成日時:2017年9月16日 22時