。゜+゜。+ Another42 +。゜+゜。 ページ15
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瑞稀「何?まだ迷ってんの?」
瑞稀と橋本が合流する
猪狩「この様子だと、魔法少年の使命は放棄するみたいですね」
瑞稀「あっそ。じゃあ、そうすれば?」
橋本「優斗…本当にそれでいいのか?」
優斗「…」
橋本「力が弱くなって、戦えないのが嫌なのは分かるけどさ…。だからって、中途半端な状態で辞めていいの?」
優斗「みんなには…辞めないで欲しいって言われた…。だけどっ…あの頃のように戦えないって分かってしまったら…怖いんだよ…!」
瑞稀「はぁ…。本当にイライラする…」
優斗「え…!?」
瑞稀「俺ら3人は、もうマリオネット4じゃない。普通の人間に戻ったんだよ。つまり…優斗と違って、何も力を持ってない」
猪狩「でも、優斗は魔法少年。特別な力を持ってるじゃん。その力を使えば…この危険な状態を解決できる。普通の人間である俺らから見たら、優斗は凄い人なんだよ」
優斗「…」
瑞稀「それなのに…周りのメンバーより力が弱くなったからって、うじうじ悩んでるんじゃねえよ!世界を守る力を持ったヒーローが、そんな弱腰でどうするんだよ!」
猪狩「大光が言ってたよ。優斗は…いつも前向きで、メンバーを引っ張ってくれるリーダーだって」
優斗「!!」
橋本「優斗が魔法少年になったことで集まったメンバーなんだろ?だったら…そのきっかけを作った優斗が辞めてしまうのは、あいつらに失礼じゃないか?」
優斗「あ…」
瑞稀「力が弱くたって、魔法少年なのは変わらないだろ。優斗の力が無いよりは、あった方が有利になる。いつまでも悩んでないで、さっさと戦って来い!」
猪狩「きっと、彼らは優斗が来ることを待ってるよ。早く行ってあげるんだ」
橋本「これは優斗に与えられた試練だな。魔法少年なんだから、試練から逃げるな。立ち向かって来い!」
優斗「っ…」
ライト「優斗…どうするのじゃ?」
優斗「…そうだよね。力が弱くなったからって…戦わないのは、ダメだよね…」
ライト「ようやく、立ち直ったようじゃな」
優斗「みんな…ごめんね。叱ってくれてありがとう。目が覚めたよ…」
瑞稀「ったく…。俺らはここから応援してるから」
優斗「ありがとう。行ってくるね!」
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蒼我 - 初めまして!シリーズ全て読ませて頂いてます!これからの展開楽しみです!無理せず頑張ってください!応援してます! (2017年9月18日 16時) (携帯から) (レス) id: 1fc48afc33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきか | 作成日時:2017年9月16日 22時