。゜+゜。+ Fight169 +。゜+゜。 ページ22
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今野「俺には1つ年下の幼なじみがいたんだ。名前は矢花黎。正直…当時から俺の方が小さかったから、年齢を間違われることが多いくらいだったんだ…」
岩崎「大ちゃんの方が年下だと思われてたんだ?」
今野「そう…。家も近所で、家族同士も仲良しだった。だから…よく2家族でこの遊園地に遊びに来てたんだ」
岩崎「そっか…。本当に、大ちゃんにとって大事な場所なんだね」
今野「あぁ…。でも…小学校に入学してからは、習い事を始めたりしてお互いに忙しくなってさ…。あまり来なくなったんだ。でも…絶対に夏休みだけは…遊びに来てた。それが本当に楽しくて…いつも2人で笑ってた」
岩崎「…」
今野「その時さ…俺と矢花は約束したんだよ。『大人になっても、ずっと友達』って…」
岩崎「大人になっても…」
今野「でも…この約束は、叶わないことになったんだ…」
岩崎「…」
今野「俺が5年生で矢花が4年生の時…。確か…冬休み前だったな…」
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7年前
学校の廊下
矢花『大輝ー!』
今野『何?』
矢花『今日、一緒に帰ろう!』
今野『うん。いいよー』
矢花『じゃあ、いつもの場所で待ってるから!』
今野『分かった。じゃあ、また…』
教室に戻る今野
今野『久しぶりに矢花と帰れるんだ…!』
男子生徒A『あ、大輝!』
今野『何?』
男子生徒B『さっき、放送委員の委員長さんが大輝を探してたぞ。放送室で待ってるって』
今野『?』
放送室
今野『え、原稿…?』
委員長『うん。明日の放送分の原稿を書いてほしんだ』
今野『あのっ…急にそんなこと言われても…』
委員長『大丈夫だよ。放課後にここに来て、今日の原稿を見ながら書けばいいから』
今野『…』
委員長『じゃあ、また放課後に。勝手に帰っちゃダメだからね?』
放送室を出る委員長
今野『どうしよう…。矢花に…言わないと…』
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今野「急に委員会の仕事が入って、矢花と帰れなくなった…。でも…それを伝えるために矢花の教室に行ったけど、すれ違いになって結局…放課後まで会えなかった」
岩崎「そんな…。じゃあっ…」
今野「まぁ…最悪な事態になったよな…」
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みう - 2日間で、優斗くん編から一気読みしてしまいました!ものすごく面白いです!展開が楽しみです・・・!これからも応援しています! (2017年1月22日 13時) (レス) id: 56816b3a31 (このIDを非表示/違反報告)
平野優希(プロフ) - 見ました!大変なのにお疲れ様です。これからも頑張って下さい (2017年1月21日 20時) (レス) id: e1bb7fec95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきか | 作成日時:2017年1月20日 21時