魔法少年☆大戦 Next Generation〜2nd Season〜-6-

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川原

自転車に乗って、土手を走る今野


今野「…」

ラヴィ「どうしたの？」

今野「自分でも…分かんねえ…。あんな夢を見ただけで…こんなに気分が複雑になるなんて…」

ラヴィ「変な夢を見たの？だから…さっきの話題に入らなかったの？」

今野「変な夢っていうか……小さい頃の夢…」

ラヴィ「昔の…ってこと？それなら、全然普通じゃない？」

今野「…俺は普通じゃない」

ラヴィ「えっ…」

今野「何で…今になって夢に出てくるんだよ……矢花…」


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とある敷地に入る今野


ラヴィ「ここは？」

今野「…まだ残ってた」

ラヴィ「え？」

今野「もう…無くなったと思ってた…。まだ……壊されてなかったんだな…」

ラヴィ「？」


敷地の先にある、フェンスの奥の景色を眺める今野


今野「…ごめん。しばらく…1人にさせてくれ」

ラヴィ「あ…うん。カバンの中にいるね」


カバンの中に入るラヴィ


今野「無くなってるのを覚悟してたのに…。まだ……残ってた…」


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街はずれのお屋敷

テラス


ユウト「…」


前回の戦闘を思い出すユウト


ユウト「みんな…」


藤井『僕は…みんなと一緒に強くなるんだからーー！！』


ユウト「っ…。何が…『みんなと一緒に…』だ…」


テラスを出ようとするユウト


ソウヤ「こんなところで、何してるんですか？」

ユウト「！！」


ミズキたちが待ち伏せしている


リョウ「勝手にどこかに行ったと思ったら…こんなところにいたとはな」

ミズキ「お前…やっぱり『以前の記憶』が残ってるんだな？」

ユウト「…」

ミズキ「なぜ消してもらわない？『以前の記憶』があるから、そうやって魔法少年を想う気持ちが出てきてしまうんじゃないのか？」

リョウ「お前…まさか、タイミングを見て俺らを裏切ろうだなんて…」

ユウト「そんなことはしない」

ソウヤ「だったら…」

ユウト「俺は…みんなの記憶は消さない。忘れてしまったら…俺がみんなの敵になった意味が無くなる」

ミズキ「どういう意味だ？」

ユウト「俺は…『みんなを取り戻す』ために敵になったんだ。決して…みんなが嫌いだとか、そういうことでは無い」


テラスを出るユウト


リョウ「何だよそれ…。意味分かんねえ…」

ソウヤ「でも…寝返る可能性は否定できませんね…」

ミズキ「あぁ…。しっかり監視しないとだな」




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