お兄ちゃん、ガチャ 〜Side レイ〜

。゜○ 8th GACHA ○゜。 ページ9

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バレエ教室


ナツコ「ミズキ…その髪は…！」

ミズキ「うん♪Aお姉ちゃんにやってもらったんだ〜♪」

ミコ「大丈夫？怪しくない？」

ミズキ「全然大丈夫だよ！料理も上手だし、私やママのことを考えて行動してくれてる」

ナツコ「案外…そういうのは最初だけかもしれないわよ？」

ミズキ「え？」

ミコ「ミズキちゃんたちを信頼させて、後でとんでもないことをしてくる場合だって…」

ミズキ「…私、前回のお姉ちゃん、ガチャのこと分からないし…」

ミコ「私が引いた『メロ』も最初は良かったの。でも……周囲のお兄ちゃんや男の人たちをどんどんメロメロにしていって…。最終的には、トイもメロメロにしちゃったんだもん！！」

ミズキ「トイ…？」

ナツコ「…四葉がいないから話すわ。トイというのは……四葉のお兄さんのアキヒコさんよ」

ミズキ「え！？」

ナツコ「本当は…ミコが1番最初に引いたSランクお兄ちゃんなの。でも…Sランクは前世の記憶を持っていて、その前世が四葉のお兄さんだったのよ」

ミズキ「…」

ミコ「だから…四葉と本契約して、本当の兄弟に戻ったの」

ミズキ「それでミコちゃんは良かったの！？本当は…トイさんにお兄ちゃんになって欲しかったんじゃ…」

ミコ「…なって欲しかったよ。でも…」

ナツコ「仕方ないのよ。ミコは…四葉とトイくんの幸せを願って、2人に本契約するように勧めたんですもの」

ミズキ「そうだったんだ…」

ミコ「トイは途中まではメロがどんなに『メロメロ攻撃』をしてきても平気だった…。なのに…」

ナツコ「『前世の記憶を思い出させてあげる』という言葉に惑わされて、最終的にはトイくんまでもをメロメロにしたの。それが嫌でミコはメロを消去したのよ」

ミズキ「…」

ナツコ「ミズキ…あのお姉ちゃん、ガチャは警戒した方がいいわ」

ミズキ「一応…レイさんや博士から、『1週間は様子を見てほしい』って言われてるから…」

ミコ「キープをするのは大変だと思うけど、本契約は慎重にね」

ミズキ「うん…」


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