魔法少年☆大戦 -KANSAI-

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研究室


龍太「なるほど…。これを拾って、人形を操る能力が目覚めてしまったと…」

浜中「いつ拾ったん？」

大吾「んー…1週間くらい前ですかねー？」

龍太「噂が騒がれ出した時期に、ぴったりと合うな」

廉「ただ、必殺技を撃ったら影みたいなのが出てったんですよ」

紫耀「妖魔が乗り移ってたんちゃうかなーって…」

浜中「そういうことか。人形を操ることができるというイタズラ心が、妖魔を引き寄せてしまったのか…」

廉「ところで…この色のストーンのタイプって…」

龍太「フェミニンやな」

紫耀「フェミニン…？」

龍太「『女性らしい』って意味や」

廉「うわっ！！」

紫耀「女装してるもんな…」

浜中「そりゃ、フェミニンストーンを拾うわけや…」

大吾「このストーンを持ってると、さっきの2人のように変身できるってことですか？」

龍太「そうや。お前は大阪を守る役目がある！」

大吾「なるほどー！正義のヒーローになれちゃうってことですね！！」

廉「ノリノリやな…」

大吾「特撮とか大好きやから♪」

龍太「ただ…ストーンを拾った以上、店で働いてもらわんとな…」

大吾「お店？」

廉「俺らは魔法少年として活動しながら、道頓堀で服屋の店員をしてんねん」

紫耀「魔法少年じゃない、普通の店員さんもおるよー」

大吾「へー！楽しそうやな！」

紫耀「…あ！！大吾って女の子と触れ合うの好き？」

大吾「まぁー…好きやけど？」

紫耀「ホンマは男子向けファッションのお店なんやけど、廉が目的で来店する女の子が多くて大変やねん…」

大吾「あー…。要するに、俺に用心棒をしてほしいってことか」

廉「頼んでもええかな？」

大吾「ええよ♪その代わり…服じゃないコーナーって作れます？」

浜中「例えば？」

大吾「お菓子やドリンクのコーナーとか。そういうコーナーがあれば、廉を見に来た女の子でも入りやすいでしょうし」

龍太「なるほどな…。そういう方法があったか…」

廉「飲食系やったら、男子でも行きやすいもんな」

紫耀「服を買ったついでにお菓子も買える…！ええやん！！」

浜中「よし、検討してみよか」

大吾「ありがとうございます！！」





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