魔法少年☆大戦 New Generation-5- (ページ7)

今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:3,703 hit

。゜+゜。+ Magical13：新・魔法少年チーム結成！+。゜+゜。ページ7

.

次の日

南条学院屋上

体育座りをして、うずくまる飛翔

飛翔「…」

瀧「本当に、あの3人と合流したくない？」

飛翔「だって…。こんな情けない姿、受け入れてもらえないよ…」

瀧「そうかな？事情は説明したし、分かってもらえると思うよ」

飛翔「……分かってもらえたら、こんなにつらくない。実際、こんな俺を受け入れてくれてるのは、瀧くんだけじゃん！！」

瀧「…」

飛翔「他のクラスメイトたちは…こんな俺に近づこうともしない…。話かけたところで、俺が緊張しちゃってしゃべれなくなる…。だから、『変な奴』って思われてしまう…」

緊張しいな性格が災いして、クラスメイトとの交流がまともに出来ていない

いつも瀧の陰に隠れて行動しているのだ

飛翔「スイたちと出会った日だって、倒れて情けない姿を見せちゃったし…」

.

2週間前…

南条学院講堂

教師『それでは、3年生向けの進路説明会を終了します』

説明会が終わり、生徒たちは講堂を出て行く

飛翔『…』

瀧『飛翔、どうした？』

飛翔『ふ、不安すぎて…』

瀧『進路どうするの？』

飛翔『大学…行きたいんだけど…。でもっ…どうしよう…』

説明会の冊子を持つ手が震えている

瀧『とりあえず、講堂を出ようよ。みんな、教室に戻ったよ』

飛翔『うん…』

講堂を出て教室に向かう途中、不思議な光が2つ空から降ってくる

瀧『ん？』

飛翔『な、何…！？』

光が小さな水晶玉に変化する

瀧『何だこれ？』

飛翔『水晶玉…？』

水晶玉が突然光り、ウサギと熱帯魚の姿になる

飛翔『ふぇ！？』

瀧『！？』

ラヴィ『ふああぁぁ…』

スイ『ん…？』

飛翔『ひぃ！？』

瀧『なっ…何だこれーー！？』

ラヴィ『僕たちが見えてるの？』

スイ『つまり、魔法少年の素質のある少年…』

瀧『え？』

飛翔『ウサギと…魚が……しゃべってる…』

その場に倒れる飛翔

瀧『あ…』

ラヴィ『倒れちゃった…』

スイ『少々、驚かせてしまったな…』

.

瀧「でも…変わりたいっていうのが、飛翔の『願い』でしょ？そういう気持ちがあるなら、踏み出さないとダメだよ」

飛翔「…」

うずくまっている飛翔に、手を差し伸べる瀧

瀧「本当に変わるためにも、俺はあの3人と合流するべきだと思う。まぁ、飛翔がどうしても嫌って言うなら…無理は言わないよ。飛翔を支えるのが、俺の『願い』だからね」

飛翔「瀧くん…」

.