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-Magical14：夏休みは、魔法少年の合宿！？-
宮近家
スイとラヴィの案内で、飛翔と瀧は宮近家に来ていた
改めて、自分たちが魔法少年になった経緯を説明するために来たのだ
宮近「山井飛翔と瀧陽次郎か…。2人とも、同い年か？」
瀧「はい。高校3年生です」
宮近「高3か…。ひかるより2つ年上だな」
飛翔「あの子、年下とは思えない…。凄く、しっかりしている雰囲気だし…」
お茶を用意したひかるが、部屋に入ってくる
ひかる「はい、お茶どうぞー」
瀧「ありがとう。えっと、何て呼べばいいかな？」
ひかる「ひかるでいいですよ」
瀧「じゃあ、そう呼ばせてもらうね」
飛翔「……お茶、いただきます」
慣れない場所で、緊張している様子の飛翔
お茶が入ったコップを持つ手が震えている
宮近「だいたいの話を、岸くんから聞いていたが…。山井は本当に緊張しいなんだな」
飛翔「うぅ…」
スイ「すまない…。こういう性格をどうにかしたいというのも、飛翔の『願い』なんだ」
宮近「なるほどな。まぁ、魔法少年としての経験が…成長に繋がるだろうな」
アン「じゃあ、改めて…。あなたたちが魔法少年になった経緯を教えてくれる？」
瀧「はい。ラヴィたちに出会ったのは、2週間くらい前です。ちょうど、3年生を対象とした進路説明会が終わった後だったんです」
飛翔「俺…こんな感じだから、進路も不安で…。それを瀧くんと話していたら、急に2つの光が降ってきて…」
宮近「なるほどな…。すぐに、水晶玉から依り代の姿になったのか？」
瀧「はい。『何だろう？』って思っていたら…」
飛翔「俺、驚いて…倒れちゃって…」
スイ「そうだったな…」
ラヴィ「飛翔が起きた後に魔法少年の説明をして、戦うことになるかもしれないことは伝えたんだ」
アン「そうだったのね。じゃあ、初めて変身したのはいつなの？」
飛翔「えーっと…。スイたちに出会って……2日後？」
瀧「そうだったかもね。飛翔が、ずーっと魔法少年になることを拒んでたら…怪物が現れちゃって」
ひかる「嫌がってたの？」
飛翔「だ、だって…。戦うなんて…怖いじゃん…」
ひかる「まぁ…そうだよね」
嫌がるのも仕方ないか…と、妙に納得する
実際、ひかるは最初の頃は海琉が戦うことも反対していたのだから
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作者名：あきか
| 作成日時：2023年6月23日 23時
