。゜+゜。+ Magical10：新たな仲間の登場？+。゜+゜。 ページ10
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女子生徒A「ほら、掃除手伝うからさー…」
先ほどよりも、勢いよくホースから水を出してくる
全身が濡れてしまう……と思ったが、何も起こらない
ひかる「…あれ？」
前を見ると、ひかるたちを庇って海琉がびしょ濡れになっていた
ひかる「海琉くん！？」
星詩留「ぎゃーー！！完全に、びしょ濡れじゃん！！」
海琉「だ、大丈夫…。ほら、下に水着を着てるし…」
ひかる「そ、そうだけどさ…！」
男子は女子とは別れて掃除していたはずだ
それでも、ひかるたちの騒ぎを見て庇ってくれたようだ
女子生徒A「な、何で田村くんが…」
海琉「…あのさ、どうして平気でこんなことするの？」
女子生徒B「ち、違うの！！勢い余って…」
海琉「遠くで見てても、わざとかけているようにしか見えなかったよ？」
女子生徒C「だいたい…男子は遠くで掃除してるはずなのに、どうして庇うのよ…」
海琉「…そんなに、俺とひかるちゃんが仲良しなのが気に食わない？それだけで、こんなことするなんて…俺には理解できないよ」
冷めた声で正論を言われ、女子生徒たちは青ざめる
体育教師A「おい、さっきから何を騒いでるんだ！！」
星詩留「先生！この子たちが、わざと水をかけてきたんです！！」
ひかる「海琉くんが、びしょ濡れになって…」
体育教師B「まったく、何をやってるんだ！！1年5組のプール授業を無しにして、1学期の残りの体育は全部マラソンにするぞ！！」
この体育教師の発言に、生徒たちは悲鳴を上げる
男子生徒A「おい、マジかよー！！」
男子生徒B「ふざけんなよ…。あの女子たちのせいで、マラソンになるとか…」
男子生徒C「泳げない俺にとって、プール授業が無しになるのは嬉しいけど…。でも、マラソンは嫌だ…」
ブーイングの嵐に、原因を作った女子生徒たちは顔面蒼白になっていく…
海琉「……さすがに、それはマズいんじゃないですか？」
体育教師A「だが、これも戒めだ」
星詩留「あのー…去年も同じようなことして、保護者から苦情が出たんですよね？それなのに、2年連続は…印象悪いんじゃないですか？」
星詩留の一言に、体育教師たちは言葉を詰まらせる
体育教師A「ぐっ…。そうだったな…」
体育教師B「でも、何も罰を与えないわけには…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2023年6月2日 20時
