魔法少年☆大戦 New Generation-4- (ページ9)

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。゜+゜。+ Magical10：新たな仲間の登場？+。゜+゜。ページ9

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用具入れからデッキブラシを持ち出し、水が抜かれたプールに入る

星詩留「同じ塾に通う2年生の先輩から聞いたんだけど、去年プール清掃が面倒だからってサボった生徒がいたんだって。そしたら、そのクラスのプール授業は無しになって、代わりにこんな暑い中でマラソンになったんだって」

ひかる「ひぃー…！」

星詩留「でも、プールの授業をやらないわけにはいかないから…後で『補習』という形で、夏休みに何日か登校させられて泳いだって話も聞いた」

ひかる「うわ…。サボった生徒のせいで、飛んだ迷惑ね…」

星詩留「そうだよね。でも、流石に保護者たちから『連帯責任にしては、やりすぎじゃないか』って苦情が入ったらしい」

ひかる「まぁ…やりすぎではあるかもね。でも、何気ない行動が全体に迷惑をかけるって意味では…良い教訓じゃないかな？」

星詩留「そうね…」

喋りながら掃除をするひかるたちの後ろで、席替えの時に妬んでいた女子生徒たちがコソコソとしている

女子生徒A「本当、何であの2人は田村くんと仲良くしてるわけ？」

女子生徒B「特に、宮近さんよね…。隣の席だったのもあるかもしれないけど、それにしては仲良すぎでしょ…」

女子生徒C「今回の席替えで離れることを期待してたのに、何で今度は前後になってんの…？」

未だに席替えのことを根に持っているようで、陰口が止まらない

すると、掃除に使うために用意されたホースを見つける

女子生徒A「ねぇ…」

何やら悪巧みをして、ホースを持ってひかるたちに近づく

女子生徒A「ねぇ…宮近さん、川島さん」

ひかる「ん？」

星詩留「何よ？」

女子生徒A「ブラシでこすってるだけじゃダメじゃない。ほら、ホースあるからさ…」

わざと、2人の身体に水がかかるように水を出す

ひかる「ひゃっ！！」

星詩留「ちょっと！！わざとかけたでしょ！！」

女子生徒B「ごめーん。勢い強すぎちゃったみたい」

女子生徒C「でもさ、濡れてもいいように水着を着てるわけだし…。そんなに怒らなくても良くない？」

ニヤニヤしながら、わざとらしく言い訳をしてくる

ひかる「(まさか、まだ席替えのこと…)」

ひかるは何となく察したが、ここでケンカすれば間違いなく連帯責任になる

星詩留から聞かされた連帯責任だけは逃れたいが、そんな事情も知らない女子生徒たちはさらに詰め寄ってくる

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