。゜+゜。+ Magical12：逃げないで！ 飛翔と瀧の秘密+。゜+゜。 ページ33
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岸に一通りの経緯を説明する
岸「…なるほどな。仲間に勧誘するのに苦戦してるのか」
海琉「勧誘というか…。誘う前に、逃げられちゃうんです」
小田「明らかに、1人は拒否してるし…」
岸「マジか…」
ソーレ「しかも、その拒否している魔法少年が…お前のパートナーだった、スイを連れてるんだよ」
岸「はぁ！？」
かつてのパートナーの依り代が、再び目覚めていると知って驚く岸
岸「マジで？そうか、スイが戻ってきたのか」
ルナ「嬉しい？」
岸「まぁ、嬉しいぞ。ただ、何で相手がお前らを拒否しているのか分かってるのか？」
ひかる「全然、理由が分からないんです。一方的に拒まれてる…って感じで」
岸「そうか…。宮近とアンは、何も言ってこないのか？」
ひかる「アンが毎日調べてるみたいなんです。でも、苦戦しているみたいで…」
岸「アンが苦戦しているのか…。そりゃ、本当に困ったな」
何でも情報を集めてくるアンが、ここまで苦戦しているのは珍しい
それだけ、飛翔と瀧がこちら側を拒否しているのが分かる
岸「…でも、無理に仲間になる必要はないと思う」
海琉「そうなんですか？」
岸「前にも言っただろ？いくつかのチームを作って、それぞれで行動。そして、たまに集まって情報共有…って形もアリなんだよ」
小田「そっか…。でも、あの2人がいないと…今の敵に勝てないんです！」
岸「そうなのか？」
ひかる「実は、急に敵が強くなって…。この前なんて、海琉くんの必殺技で倒せなかったんです」
海琉「いつもなら、俺の技で…終わるんですけど…」
岸「じゃあ、どうやって勝ったんだ？」
ソーレ「その2人が突然現れて、あっという間に倒してしまうんだ」
ルナ「だから、あの2人は…将聖たちよりも強い魔法少年だと思うの」
岸「なるほど…。今の自分たちの戦力では、強くなった敵に立ち向かえない。だから、新しい2人が必要…ってことなんだな」
ひかる「そういうことです…」
徐々に状況を理解した様子の岸
そんな話をしていると、海琉のスマホに着信が入る
海琉「へ？久保くんだ…。…もしもし？」
久保『海琉、将聖！！今、どこにいるんだ？』
海琉「どこって…。赤嶺中央駅の、駅前のカフェだよ。前に、魔法少年の説明をした…」
久保『マジで！？めっちゃ遠いじゃん！！』
小田「どうしたの？」
久保『敵！！南朝日奈駅周辺で、敵が出たーー！！』
2人「え！？」
ひかる「嘘でしょ…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2023年6月2日 20時
