。゜+゜。+ Magical12：逃げないで！ 飛翔と瀧の秘密+。゜+゜。 ページ32
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ラヴィ「飛翔の気持ちを考えるあまり、ヨウくんは自分の気持ちを大事にしてない。どうして、本当の気持ちを我慢するの？」
瀧「…」
ラヴィ「本当は…あの3人の魔法少年のこと、気にしてるんでしょ？でも、飛翔の気持ちを優先するから…」
瀧「だって、そうするしかない。飛翔が嫌だと言うなら、無理はさせられない。俺が飛翔をサポートする…。それが、俺の魔法少年になるための『願い』だから」
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西館高校
屋上
小田「期末テスト、どうだった？」
海琉「何とか、赤点は回避出来た…」
小田「本当！？」
海琉「うん。頑張って勉強して良かった」
ひかる「私も、中間と同じくらいの点数は取れたよ。本当、小テストの時はどうしようかと思った…」
事前の小テストの結果が散々だったため、ひかるたちは必死にテスト勉強した
星詩留や父親の如恵留のおかげで、どうにか赤点を回避することは出来たようだ
海琉「将聖は、どうだったの？」
小田「今回は、クラスで8位だった。自分では手応えあったけど、前回より下がっちゃった」
ひかる「いや、クラス順位で一桁って凄いよ…」
海琉「うん…」
海琉と小田のカバンから、ソーレとルナが出てくる
ルナ「みんな、テストお疲れ様」
ソーレ「テストを乗り越えたのはいいけど、魔法少年では課題が山積みだな」
ひかる「そうなんだよね…。あの2人、本当に仲間になってくれないのかな？」
小田「そもそも、どこの人なんだろう？」
海琉「アンは、何も言ってないの？」
ひかる「うん…。ていうか、調べるのに苦戦してるみたい」
ソーレ「マジ？あいつが苦戦するって、相当だぞ」
ルナ「依り代は、スイとラヴィ…。それしか、確かな情報が無いのは厳しいよね」
いつもなら詳しい情報をすぐに手に入れるアンが苦戦していると知り、ソーレとルナも困った様子だ
ソーレ「……そうだ！」
海琉「どうしたの？」
ソーレ「放課後、あの駅前のカフェに行こう！」
小田「何で？」
ソーレ「だって、あいつは…スイをパートナーにした魔法少年だったからな！」
ルナ「そっか！何か相談出来るかもね」
ひかる「もしかして、岸さんのこと？」
小田「でも、相談してみる価値はありそう」
海琉「久保くんも誘って、行ってみようか」
放課後、ひかるたちは赤嶺中央駅前のカフェに向かう
久保も誘ったが、他校の野球部と試合の打ち合わせがあるということだったので、合流出来なかった
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作者名：あきか
| 作成日時：2023年6月2日 20時
