。゜+゜。+ Magical11：大ピンチ？ テストに向けて猛勉強！+。゜+゜。 ページ21
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小田「そうなんだよー…。俺としては、結構悪い方なんだよね」
ひかる「これで、悪い方なんだ…」
海琉「俺から見れば、凄いけどなぁ…」
星詩留「もしかしたら、中間は高校初めてのテストだったから…先生たちも緩めにしてたのかもね。でも、期末はそうはいかないと思う…」
海琉「うぅ…」
中間テストで既に赤点を取ってしまった海琉にとって、期末はさらに厳しくなると感じてしまう…
小田「ていうか、海琉は風邪治ったの？」
海琉「治ったよ…。2日くらい学校休んだ…」
星詩留「田村くん、風邪から復帰したと思ったら…小テストだったもんね」
海琉「だから、小テストの勉強も出来ないままだった…」
小田「まぁ、タイミング悪かったね…」
星詩留「よし、今日から1週間…詰め込もう！」
ひかる「何か、受験の時を思い出す…」
海琉「頑張らないと…」
小田「うん…！」
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その頃、アンは南朝日奈駅周辺を散策していた
アン「依り代の気配は、こっちの方ね…」
気配を感じる方向に進んでいく
しばらく進むと、ある学校が見えてきた
アン「この学校…」
そこは、中高一貫校の『南条学院』だった
都内でもかなり有名な学校で、レベルが高い進学校だ
中学受験がハードだと噂があるくらい、ハイレベルな学校なのだ
アン「この学校の生徒なのね…。あとは、依り代を連れている子を見つけることが出来れば…」
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数日後…
宮近家
少し広い畳の部屋で、期末テストに向けて勉強会をする
久保も誘ったところ、彼も不安だということで一緒にやることになった
小田「それで、この公式を使ってー…」
海琉「え？待って、どういう条件でこうなるのー？」
苦手な数学に苦戦する海琉
小田が頑張って説明するが、なかなか理解出来ないようだ
久保「やべー…。全然、進まない…」
久保も苦手な英語のテキストが進んでいない様子だ
小田「久保くん、俺たちは1年生だから、久保くんに教えることは出来ないよ」
久保「うっ…」
海琉「はぁー…。不安しかないって…」
小田「海琉、頑張ってよー…」
人数分のお茶を用意したひかるが、部屋に入ってくる
ひかる「どう？ちょっと進んだ？」
久保「ダメ…」
海琉「将聖に教えてもらってるけど、進まない…」
小田「俺も勉強したいのに…」
ひかる「うーん…。もう少しで、星詩留が来ると思うけど…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2023年6月2日 20時
