。゜+゜。+ Magical10：新たな仲間の登場？+。゜+゜。 ページ13
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北赤嶺駅前
駅前の広場で、久保と合流する
小田「今日は、海琉は来ないよ」
久保「何で？」
ひかる「まぁ、半分は私のせいというか…」
小田「ひかるちゃんは、悪くないでしょ！！」
久保「何があったの？」
ひかる「まぁ、いろいろあって…。本当、嫉妬って怖いね…」
久保「嫉妬？」
小田が簡単に、経緯を説明する
久保「なるほどなぁ…。そういうしつこい嫉妬って、本当に厄介だよな」
ひかる「海琉くんは、転校して来た時からクラスの女子たちに人気だったし…。魔法少年の事情があるとはいえ、私が1番仲良くしているのは事実なんだよね」
小田「事情を知らない女子たちからしたら、ひかるちゃんばっかり…って嫉妬しちゃうか」
久保「まぁな…」
「そうだよね。嫉妬って、本当に厄介だよね〜」
ひかる「？」
声がする方を見ると、近くのベンチにアフタンが座っている
小田「だ、誰…？」
久保「服装を見る感じ、いかにも敵って感じが…」
アフタン「大正解。僕は、闇夜の使者のアフタン。闇の魔術師だよ」
ひかる「魔術師…？」
彼の穏やかな表情からは、魔術師という恐ろしい雰囲気は感じられない
アフタン「さて、自己紹介はこれでいいとして…。早速、戦おうか」
黒い水晶玉を出すアフタン
ひかる「何あれ…？」
アフタン「世界よ、永遠の夜となれ！オープン・ザ・ダークネス！！」
黒い水晶玉に影が乗り移り、巨大な犬のようなナイトメアが生み出される
ナイトメア「ウオオオォォ…！！」
ナイトメアが叫ぶと、駅前周辺に夜の結界が発生し、空が夜のように暗くなる
通行人A「うっ…」
通行人B「急に…眠くなって…」
駅前にいる人たちが、次々と倒れて眠ってしまう
小田「な、何これーー！？」
久保「全然、今までのと違うじゃん！！」
アフタン「あはは。予想通りのリアクション、ありがとう」
ひかる「これって…犬？」
アフタン「そう。これはケルベロスという魔犬だよ。犬は、嫉妬を象徴する動物だからね」
ひかる「さっきから『嫉妬』って言うけど…。あんたは、感情をナイトメアの素体にするってこと？」
アフタン「その通り。さっき、丁度いい『嫉妬』の感情を手に入れたんだ」
アフタンは、女子生徒3人から『嫉妬』の感情を抜き取っていた
抜き取った感情が、黒い水晶玉の正体だった
アフタン「さて、僕のナイトメア…君たちに倒せるかな？」
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作者名：あきか
| 作成日時：2023年6月2日 20時
