魔法少年☆大戦 New Generation-4- (ページ12)

今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:5,622 hit

。゜+゜。+ Magical10：新たな仲間の登場？+。゜+゜。ページ12

.

星詩留「田村くん、もしかしてだけど…」

海琉「あぁ、大丈夫だよ！ちょっと、くしゃみが止まらないけど…」

星詩留「いや、くしゃみしている時点で怪しくない！？」

ひかる「…」

やはり、風邪をひいてしまったようだ

海琉は「大丈夫だよ」と誤魔化しているが、ひかるはそうは見えなかった

ひかる「無理…しないでね？」

海琉「うん、大丈夫だから…」

そのまま時間が過ぎ、昼休みになる

昼休みは、小田も合流して屋上で一緒にお弁当を食べる

しかし、小田も海琉の様子がおかしいことに気付いた

小田「ねぇ、今日の海琉…元気なくない？」

海琉「そう？」

ひかる「実は、昨日のプール掃除の時に…私を庇ってびしょ濡れになっちゃって…」

小田「えぇー！？昨日はちょっと肌寒かったし、風邪ひいたってこと？」

海琉「だ、大丈夫だって…！」

小田「ていうか、何で海琉はびしょ濡れになったの？」

ひかる「実は…」

ひかるは昨日の席替えからプール清掃での出来事を説明

内容を聞いた小田は、呆れつつも納得した

小田「そっかぁ…。海琉、本当に人気者だね」

海琉「あはは…」

ひかる「海琉くん、本当に無理だけはしないでね？」

海琉「大丈夫…だよ」

荷物をまとめて立ち上がるが、すぐに海琉は倒れてしまう

ひかる「海琉くん！？」

小田「海琉ーー！！」

倒れた海琉を抱きかかえると、身体が凄く熱かった

ひかる「凄い熱…」

小田「早く、保健室に運ばないと…！」

.

多目的教室A

ここでは、前日のプール清掃で騒ぎを起こした女子生徒3人が、反省文を書かされていた

女子生徒A「何で、私たちがこんなこと…」

女子生徒B「だいたい、何で田村くんは宮近さんを庇うのよ…！！」

女子生徒C「宮近さんばっかり、田村くんを仲良くしているなんて…ムカつくのよ！！」

全く反省している様子のない3人

用意された原稿用紙は白紙だ

「お姉さんたち、何かあったの？」

女子生徒A「？」

声がする方を見ると、教室の後ろの黒板前にアフタンが立っている

女子生徒B「誰よ！？」

女子生徒C「この学校の生徒じゃないよね…？」

アフタン「まぁ、部外者だよ。でもね、お姉さんたちの感情に導かれて…僕はここに来たんだ」

女子生徒A「はぁ？」

アフタンは、女子生徒3人に向けて手をかざす

アフタン「あなたたちから感じる…強い『嫉妬』の感情。使わせてもらいますね」

.