魔法少年☆大戦 New Generation (ページ5)

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Magical1：新時代の魔法少年

2021年、大魔王サタンとの激動の戦いを終えて平和が訪れた

それからも、小規模な戦いが起こりつつも魔法少年たちの活躍によって解決していた

ところが、ある時を境に平和を脅かす存在が現れなくなった

本当の平和が訪れたことにより、魔法少年の存在は必要なくなったのだ

それまでパートナーとして寄り添っていた『依り代』と呼ばれる精霊たちは、眠りにつく…

それから、20年の時が経ち…再び世界の平和を脅かす存在が現れようとしていた…

***

2041年東京

閑静な住宅街の中に、ひと際大きな家がある

薙刀の名門一家宮近家

この家には、当主の宮近海斗と娘の宮近ひかるが暮らしている

宮近は自室にひかるを呼び出し、真剣な表情で話し始める

宮近「ひかる、お前に大事な話がある」

ひかる「何？」

宮近「この家の決まりについてだ。お前は将来、この宮近家の女当主になる存在なんだからな」

ひかる「もー…。また、その話？」

ひかるは宮近家の長女で、一人っ子だ

そのため、強制的にひかるが次期当主になる

宮近「何度でもするに決まってるだろ。それに、今回の話は本当に大事なことだ」

ひかる「え？」

宮近「我が宮近家は代々、薙刀の名門一家として栄えてきた。俺も、ひかると同じくらいの年齢の頃は稽古に励んでいた。だが、薙刀の名門というのは表向きだ」

ひかる「そうなの？」

宮近「薙刀の名門であり、世界の平和を守る魔法少年・魔法少女の力を受け継ぐ一家でもあるんだ」

ひかる「……は？」

突然のことに、ひかるは理解が追いつかない

宮近「…まぁ、急にそう言われても困惑するだろうな。それは、俺も同じだった」

ひかる「何、魔法少年って…。そんなの、アニメの世界の話でしょ？現実にそんなの…」

宮近「信じられないかもしれないが、俺がそうだったんだ」

ひかる「お父さんが！？」

宮近「あぁ。高校生の頃、変身して戦って、街の平和を守っていた」

ひかる「そんなの、冗談でしょ…？」

アン「冗談じゃないわよ」

黒い猫が、部屋に入ってくる

ひかる「な、何でアンが来るのよ…」

アン「ひかる、普通に考えて…おかしいと思わないの？しゃべる猫が存在するなんて…」

ひかる「そりゃあ…変だと思ってたけどさぁ」

宮近「アンは、俺に魔法少年の力を与えてくれた精霊だ。だから、しゃべることが出来る」

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