魔法少年☆大戦 New Generation (ページ19)

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。゜+゜。+ Magical2：戦う覚悟と認める心 +。゜+゜。ページ19

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宮近家

宮近の部屋

宮近「ざっくり説明すると、魔法少年というのは世界を脅かす悪しき存在を倒す役目がある。宮近家の先祖が陰陽師で、100年以上前から邪悪な存在を祓って世界の平和を守っていた」

アン「その陰陽師の力が時代が変わるごとに変化して、魔法少年の力になったのよ」

海琉「なるほど…」

ひかる「ちょっと無理やりな話な気がするけど…」

アン「本当のことよ。私は、宮近家の陰陽師の力が魔法少年の力に変化するのを見て来ているから」

ひかる「え…」

アン「私は、依り代の中でも1番長生きしているのよ？宮近家の歴史は、全部知ってるの」

ひかる「ふーん…」

海琉「ソーレも、100年くらい生きてるの？」

ソーレ「僕は、比較的短い方だぞ？アンが100年以上なら、僕は30年くらいだ」

海琉「それでも、充分凄いと思うけど…」

アン「依り代は、神様の使いとして生まれてくる精霊なの。世界の平和を願う気持ちが、依り代を生み出す。そして、魔法少年が誕生する…」

海琉「そういう仕組みなんですね。でも、どうして俺なんですか？」

宮近「魔法少年の素質は、自分でも分からない。俺は、この家の人間だから…としか考えていない。でも、魔法少年に選ばれた者たちは…絶対に強さを持っていた。その強さを武器に、戦いを乗り越えてきたんだ」

海琉「…」

ソーレ「僕が今まで出会ったパートナーたちも、みんな凄い奴らだった。だから、海琉も強い魔法少年になれるよ」

海琉「そうかな？でも、選ばれたからには…頑張るよ」

ひかる「え！？」

海琉「ん？」

大きな声で驚くひかるに、海琉は疑問を抱く

ひかる「どうして、田村くんが頑張るの？魔法少年の事情なんて、田村くんには関係ないのに…」

ソーレ「何でそんなこと言うんだよ！お前も見ただろ？今回の敵の姿を…！」

宮近「そうなのか？」

ひかる「見てたけどさ…。でも、もう何もしてこないかもしれないじゃん」

アン「いいえ、確実に今後も出て来るわ。彼は言ってたわよ『俺たちの邪魔をするなら…』と。つまり、今回も組織的な存在が敵になるわ」

宮近「なるほどな…」

ひかる「でもっ…」

海琉「大丈夫だよ。まだ分からないことばかりだけど、俺は戦う覚悟はあるよ」

ひかる「…」

無言で立ち上がるひかる

アン「ひかる？」

ひかる「私は…反対だから。田村くんが、これからも魔法少年として戦うなんて…」

海琉「え…」

ソーレ「おい！！何でだよー！！」

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