魔法少年☆大戦 New Generation (ページ12)

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。゜+゜。+ Magical1：新時代の魔法少年 +。゜+゜。ページ12

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ひかる「田村くん…」

海琉「ここは、宮近さんの席だよ。理由はどうあれ、勝手に座るのは良くないよ」

女子生徒A「だ、だって…」

海琉「だって、じゃないよ。宮近さんが困ってるのに、酷いこと言うのは最低だよ。俺は、そんな子とは仲良くしたくない」

海琉の言葉に賛同するように、様子を見ていたクラスメイトたちは「そうだ、そうだ」「田村くんの言う通り」と声を上げる

女子生徒たちは、悔しくなったのか逃げるように教室を出ていった

ひかる「ありがとう…」

海琉「よかった、宮近さんを助けることが出来て」

一件落着し、荷物を置いて授業の準備をしていると…

ソーレ「やっぱり、海琉は素質あるかもねー」

海琉「ちょっと…！出てきちゃダメだよ…」

ソーレ「大丈夫だって。今のところ、海琉にしか見えてな…」

ひかる「え？」

海琉のカバンからひょっこりと顔だすソーレを見て、ひかるは固まっていた

ひかる「田村くん…それは…？」

ソーレ「あれ？」

海琉「もしかして、見えてる？」

ひかる「え、うん…」

ソーレ「マジかー！！」

海琉「宮近さんも、見えてるってことは…」

ソーレ「え、宮近…？」

ひかるをじっと見つめるソーレ

ソーレ「お前…宮近海斗の知り合いなの？」

ひかる「何でお父さんのこと…」

ソーレ「は！？お前、あいつの娘なのかー！？」

海琉「え、えーっと…？」

星詩留「ちょっと、何してんの？ひかる、さっきから1人でぼそぼそとしゃべってるけど…」

海琉「(さすがに、ヤバい…！)」

見えてないとはいえ、危険だと感じた海琉はソーレを慌ててカバンに押し込む

ひかる「な、何でもないよ…」

海琉「あはは…」

星詩留「ふーん…？」

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昼休み

教室で話すのは危ないため、屋上に逃げてきた

海琉「勝手に屋上に来て大丈夫なの？」

ひかる「立ち入り禁止とは聞いたことないから、多分大丈夫…」

海琉「さて…」

カバンを開けると、ソーレが出てくる

ソーレ「やっと出られた…」

海琉「もー…！朝は冷や冷やしたぁ…」

ソーレ「ごめん…」

ひかる「田村くん、それは何？」

海琉「えーっと…。何か、精霊…みたい」

ひかる「え？」

ソーレ「お前、父親から何も聞いてないのか？」

ひかる「だから、何でお父さんのことを知ってるのよ！？」

ソーレ「お前の父親は、魔法少年だったって聞いてないのかー！？」

ひかる「えっ…」

魔法少年というワードで、ひかるの表情は固まる

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