魔法少年☆大戦 New Generation (ページ11)

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。゜+゜。+ Magical1：新時代の魔法少年 +。゜+゜。ページ11

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アン「でも、彼はひかると仲良くなりたいんでしょ？それを、どうしてひかるは拒否するの？」

ひかる「別に、拒否しているわけじゃ…」

アン「私は、彼と仲良くなるべきだと思うわよ」

ひかる「何で？」

アン「何となくね。ひかるの妙にクールな部分を、彼が壊してくれそうな気がして」

ひかる「星詩留にも言われた…。私って、そんな性格？」

アン「えぇ、昔の海斗に似てるわ」

ひかる「えぇー！？お父さんに似てるの！？」

アン「そっくりよ。ひかるくらいの年齢の頃の海斗は、まさに一匹狼のようだったわ」

ひかる「想像出来ない…」

アン「でしょうね。海斗の性格が変わったのも…全部、魔法少年の経験のおかげなのよ」

ひかる「…」

1人で夕食を済ませ、片付けて部屋に戻っていくひかる

入れ違いで、宮近がリビングに入ってくる

宮近「ひかるは？」

アン「もう、夕食は食べ終わったわよ。海斗の分は、そこに用意されてるわ」

宮近「そっか。ひかるは、本当に偉いな」

宮近は併設されている薙刀道場で、稽古の指導をしている

そのため、基本的に夕食はひかると一緒にはなれない

アン「しっかり者になったけど、その反面…寂しい想いもさせてるわね」

宮近「仕方ないからな…。だからこそ、魔法少年たちと出会ってほしいんだが…」

アン「そのことなんだけど…」

宮近「ん？」

アン「どうやら、依り代が1匹…目覚めたようだわ」

宮近「！！」

アン「近いうちに、魔法少年が目覚めるかもしれないわね」

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次の日

西館高校 1年5組

ひかる「ふぅ…」

星詩留「おはよう、ひかる」

ひかる「おはよ…」

自分の席に向かおうとすると、別の女子生徒がなぜかひかるの席に座っていた

ひかる「ねぇ、そこ私の席…」

女子生徒A「知ってるよ」

ひかる「何で座ってるの？」

女子生徒A「別にいいじゃん。田村くんが来るのを待ってるだけ」

女子生徒B「HR始まるまで貸してよ」

女子生徒C「そうそう。どうせ、授業始まれば…ずっと田村くんの隣に座れるでしょ？」

女子生徒B「私たちはそれが出来ないんだから、ちょっとくらい良いじゃん」

ひかる「でも、荷物くらい置かせてよ」

女子生徒A「あのさ、ウザいんだけど」

女子生徒C「さっさと、どこか行って？」

ひかる「っ…」

言い合うのも面倒になり、荷物を持ったまま星詩留の席に逃げようとする

すると…

海琉「ねぇ、何でそんなこと言うの？」

教室に入ってきた海琉が、冷たく言い放つ

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