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A「だからこそ、あと2ヶ月だけなのが…急に寂しくなってきた。3ヶ月って…本当に、あっという間かもね」
ユウト「そうだね…。短い期間だからこそ、俺はAとの時間を大事にしたいよ」
A「ユウトくん…」
ユウトはAの腰を引き寄せ、身体の距離を近づける
ユウト「Aが、そばにいてくれるだけで充分だよ。楽しそうな顔をしてくれるだけで、俺も幸せになれる。今日のデートで、それを実感したよ」
A「え…?」
ユウト「今まで、Aをどうにかして喜ばせたくて必死だったのかも…。だから、気持ちがすれ違ったように思える。Aがありのままで、自然に喜んでくれるだけで充分だって気付いたんだ」
A「…」
ユウト「だから、バイトも許した。本当は…ちょっと反対だけど、Aの意思を優先したんだ。だからこそ、1つだけ…約束してほしい」
A「何?」
ユウト「もしも…バイト先の先輩とかで、気になる男性が現れても…契約期間は気持ちを揺らがせないでほしい」
A「!!」
ユウト「前にも話したと思うけど、それは一般的にいう『浮気』と同じ行為だからね。ルール違反になるから、注意してほしい。まぁ、Aなら大丈夫だって信じてるけどね」
A「大丈夫!男のスタッフさんもいるけど、みんな年上だし…結婚している人とかもいるから大丈夫だよ」
ユウト「それなら…いいけど」
コンビニで鉢合わせしたリュウガのことを思い出す
ユウト「…」
A「ユウトくん?」
ユウト「ううん、何でもない」
はぐらかすように、軽く微笑む
ユウト「また、デートしよう。行きたいところがあれば、遠慮なく言ってね?」
A「うん…!」
ユウト「…A」
A「ん?」
名前を呼ばれてユウトの顔を見た瞬間、お互いの唇が重なる
A「!!」
ユウト「…」
初期の起動以来のキス…
突然のことで驚くが、自然と受け入れてしまった
A「っあ…」
ユウト「ごめん…。いきなり…だったね」
A「大丈夫…。びっくりしたけど…ね」
キスをした恥ずかしさからか、お互いに顔が赤い
ユウト「…帰ろうか」
A「うん…!」
ベンチから立ち上がり、再び家に向かって歩き出す
意識したわけではないが、自然と2人は恋人繋ぎで手を繋いでいた
A「(キスもしたし…これで、ちょっとは進展したよね?)」
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さら - はじめまして!!更新凄く嬉しいです!!ずーっと前から読んでて久しぶりに見たら更新されてたので、早速読みました!!移動もおめでとうございます!!これからもお話楽しみにしてます!!寒いので、お体には気を付けてくださいね!! (2023年1月31日 23時) (レス) @page7 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきか | 作成日時:2023年1月30日 20時