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A「ユウトくんが言うには、アンドロイド彼氏は自分でお金を管理することは出来ないんだって。だから、運営している会社の経費で支払うために専用のカードがあるみたいで…」
真里亜「ほぇー…。凄いのね、本当に」
詩織「それで、バイトはどうするの?」
A「まぁ、無難にコンビニかなー…」
葵「確かに、良いかもね。ここら辺、コンビニ多いし」
真里亜「でも、素朴な疑問。Aの彼氏が、バイトを許してくれるかな?」
詩織「確かに…。実は、私もバイトしたいって思ったけど…ヒダカに拒否されたんだよね」
A「そうだったの!?」
詩織「でも、彼はどうだろうね?」
A「んー…。頑張って、説得するよ」
HR開始のチャイムが鳴る
真里亜と葵は、自分の席に戻っていく
A「(きっと…説得すれば、大丈夫だよね)」
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アンドロイドショップ
廉「あー…暇やー…」
海人「暇だねぇ…」
広い店内には、客が誰もいない
廉「珍しいんちゃうか?こんなに、お客さんがおらんの」
海人「ていうか、最近のレンタル率…めっちゃ下がってるんだけど」
タブレット端末に、業績のグラフが表示されている
表示されている棒グラフも折れ線グラフも、右肩下がりだった
廉「げぇ!?ヤバいやん、これ…」
海人「でしょ…?」
廉「最後にレンタルしたの、いつや?」
海人「えー…?いつだっけ?」
紫耀「2週間前じゃない?」
店の奥にある扉から、背伸びをしながら出てくる紫耀
廉「よぉ憶えてるな?」
紫耀「記録が残ってるからね」
タブレット端末で、直近1ヶ月のレンタル記録を見る海人
海人「あー…本当だ。最後のレンタル記録は、2週間前。この1ヶ月でレンタルに出したアンドロイドは、5体…か」
廉「んー…。ピーク時は、1ヶ月で10体近くもレンタル出してたんに…」
紫耀「ちょっとペースは落ちたかもね。でも、そろそろ3ヶ月経って返却されるアンドロイドもあるんじゃない?」
海人「そうだね。返却されると、案外新しいお客さんが来ることもあるし」
廉「ちょっと先行きが不安な感じやった、Yuto-116も持ち直したっぽいし。しばらくは平和かもな」
紫耀「そうだね。平和が続けば…いいけどね」
タブレット端末に表示された、とあるアンドロイドの記録を見る紫耀
その表情は、少し険しい表情だった…
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さら - はじめまして!!更新凄く嬉しいです!!ずーっと前から読んでて久しぶりに見たら更新されてたので、早速読みました!!移動もおめでとうございます!!これからもお話楽しみにしてます!!寒いので、お体には気を付けてくださいね!! (2023年1月31日 23時) (レス) @page7 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきか | 作成日時:2023年1月30日 20時