私立ガムシャラ高校 。゜◇ Jr. ◇゜。

。゜+。◇ Battle29 ◇。+゜。 ページ30

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岩橋の携帯が鳴る



岩橋「げっ……母さんだ…」





電話に出る岩橋





岩橋母『どこにいるの？いつも帰ってくる時間になっても帰って来ないから…』

岩橋「別に良いじゃん…。今日は帰らないから」

岩橋母『どうして？夕飯も用意してあるのよ？それに…もう暗くなってるから…』

岩橋「あーーー！！もう、いい加減にして！！俺は子供じゃない！！」



電話を切る岩橋



岩橋「もうっ……嫌だ…」

海人「相変わらずだね…本当に…」

岩橋「さすがに…海人のところにいるなんて言えないけど……いつまで子供扱いする気なんだよ…！」

海人「心配なんだろうけど…さすがに過保護すぎ…」

岩橋「あー…頭痛くなってきた…」

海人「大丈夫？薬…探してくるね」



薬を探しにいく海人



岩橋「本当…優しい弟だな……」





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次の日



Cクラス



岩橋「…」

神宮寺「大丈夫かー？」

岩橋「…大丈夫じゃない……！」

岸「これは相当イライラしてるね…」

岩橋「本当にムカつく！！今朝も電話かかってくるし……どれだけ過保護なんだよ！！」

嶺亜「荒れてるねー…」

挙武「反抗期…？」

嶺亜「反抗期というか…お母さんに対する恨み？」

挙武「なるほど…」

岩橋「あー…頭痛い…。海人から薬貰ってくればよかった…」





教室に宮近と顕嵐が入ってくる





宮近「おっはー！」

顕嵐「あれ？玄樹はどうした？」

神宮寺「頭痛いんだって」

岸「薬ある？」

顕嵐「俺持ってるよ。ほい」

岩橋「ありがと…」

宮近「風邪でもひいた？」

岩橋「いや……ストレスが溜まってるからかも…」

顕嵐「ストレス？」

岸「家庭事情が複雑じゃん？だから…」

顕嵐「あー…」

宮近「弟とはどうなの？」

岩橋「海人は相変わらずだよ…。あいつは優しい…」

挙武「昨日さ…右目は弟の目って言ったよな？」

岩橋「うん…」

挙武「移植してもらったってことだよな？」

嶺亜「その経緯を教えてくれない？」

岩橋「…いいよ」






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