検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:5,045 hit

。゜+゜。〇-Episode12:大波乱の宴-〇。゜+゜。 ページ28

.



その後も談笑を続けていると、あっという間に時間が過ぎてしまう


智哉「さて、そろそろ大広間に行く時間だね」

彩希「そうね。皆さんに挨拶をしないと」

沙耶「大広間…?」

和田「今回の宴のメイン会場だよ。そこに、大勢の当主や資産家、政財界関連の人物などが集まっている」

沙耶「な、なるほど…」


和田家の現当主である智哉が、顔を出さないわけにはいかない


智哉「優希たちも来るんだろう?」

和田「あぁ。沙耶に会わせたい人がいる。…本音を言うと、あまり会わせたくないけど」

沙耶「?」


個室を出て、4人で迎賓館の1階にある大広間へ向かう

大きな赤い扉を開くと、海外の宮殿のような空間が広がっていた


沙耶「うわ…!」

和田「実は、俺も初めて入るんだ。想像以上だな…」

彩希「ふふ。でも、いずれは優希がここに入る立場になるのよ。今のうちに慣れてちょうだい」

和田「はいはい…」


4人が大広間に入ると、集まっていた人たちが一斉に視線を向けてくる


沙耶「(凄く…見られてる…)」

社長A「おや、和田家の皆さんじゃないですか。息子の優希くんもご一緒とは」

智哉「どうも、ご無沙汰しております」

社長B「息子さんのお隣の女性は、まさか…」

智哉「はい。息子の婚約者になります」


智哉のこの一言で、ざわつきが大きくなる

和田に婚約者が出来たという情報は社交界に伝わっているが、実際に沙耶の姿を見るのは初めての人ばかりだ

「あの方が、息子さんの…」「どこのご令嬢かしら?」など、様々な声が聞こえてくる


智哉「結婚に向けて、話も進んでいますので。皆さん、お見知りおきを」


周りをよく見ると、周りにはテレビでよく見る政治家などもいた

緊張で顔が引きつりそうになるが、耐えて笑顔を見せる

「実に、良い娘さんじゃないか」「これは、和田家の将来が楽しみですね」と、称賛の声が多く上がる

智哉は和田に「もう良いぞ」という視線を送り、和田と沙耶は一旦その場を離れる


沙耶「ふぅ…」

和田「大丈夫?」

沙耶「うん…」


たくさんの人に囲まれ、今までにないくらい沙耶は視線を浴びた


和田「まぁ、これで安泰だな」

沙耶「何がですか?」

和田「和田の現当主である父さんが沙耶を紹介することで、和田一族が沙耶を婚約者として認めていると知らしめたんだ。そうすることによって、沙耶を守ることが出来る」




.

。゜+゜。〇-Episode12:大波乱の宴-〇。゜+゜。→←。゜+゜。〇-Episode12:大波乱の宴-〇。゜+゜。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズJr , SpeciaL   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あきか | 作成日時:2022年12月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。