名家の次期当主に溺愛されています-6- (ページ21)

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。゜+゜。〇-Episode12：大波乱の宴-〇。゜+゜。ページ21

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和田も沙耶の異変に気付いたようだ

寝起きでも、沙耶の様子が少し違うことは察せる

沙耶「(言えない…。夢に、真斗が出てきたなんて…)」

真斗が見た夢と同じ内容の夢を、沙耶も見ていたのだ

元カレが夢に出たことが気まずい様子

和田「…」

和田は何かを察したが、あえて自分からは言及しないようにしようと思うのだった

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この日は、ドレスショップに立ち寄る

次の日に控えている宴のために、ドレスの手配をしていた

店員「和田様、ご注文のドレスはこちらでよろしいでしょうか？」

淡いピンク色のドレスが用意される

和田「はい、それで大丈夫です」

沙耶「可愛い…！これ、優希さんが選んでくれたんですか？」

和田「そうだよ。沙耶に似合うと思って」

以前のパーティーでは、ピンクと紫のグラデーションのドレス

今回はピンク一色だが、所々にスパンコールが散りばめられていてシンプルすぎないデザインだった

和田「気に入ってくれた？」

沙耶「はい…！」

店員「髪飾りは、どうされますか？」

和田「せっかくだし、選んでいく？」

沙耶「そうですね。既に持っている物でもいいですけど、ちょっと見ていきたいです」

髪飾りの展示コーナーに案内され、飾られている髪飾りを見る

装飾の多い髪飾りもあれば、シンプルなデザインの髪飾りもある

沙耶「んー…」

和田「どう？特に、気に入った物が無ければ…」

沙耶「…あ」

花の髪飾りを手に取る沙耶

沙耶「可愛い…！優希さん、これ…どうですかね？」

和田「良いと思うよ」

髪飾りを手に取り、沙耶の髪に合わせてみる

和田「うん、良い感じかも。あのドレスにも合うよ」

沙耶「じゃあ、これにします！」

和田「すいません、この髪飾りも一緒にお願いします」

店員「かしこまりました。では、ご用意させていただきますね」

店員が店の奥に戻り、髪飾りを用意する

沙耶「…」

和田「どうしたの？」

沙耶「いえ…。優希さんに何かをお願いすること、躊躇わなくなったなぁ…って」

和田「確かに、そうかもね。最初の頃は、凄く遠慮してたもん」

沙耶「多分…お願いするのが怖かったんだと思います」

和田「え、何で？」

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