。゜+゜。〇-Episode11:結婚の挨拶-〇。゜+゜。 ページ6
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和田「沙耶、14日の宴なんだけど…沙耶にも参加してもらう。そこで、俺の両親と顔合わせをしたい」
沙耶「!!」
沙耶は和田家に来て4ヶ月が経とうとするが、未だに和田の両親とは顔合わせしていない
いよいよ、顔合わせの時が来たのだ
和田「それに合わせてだけど…。五条家にも挨拶をしたいと考えている。近々、五条家に行こうと思っている」
沙耶「えっ…」
和田「そろそろ、真剣に考えていきたいんだ。この前、慶子ちゃんたちの話を聞いて…互いの両親に挨拶を済ませておくべきだって思ったんだ。そうすれば、いつ結婚に踏み切ってもいいだろう?」
沙耶「…」
本格的に「結婚」が現実味を帯びてきた
沙耶は、和田と結婚することに抵抗は感じていない
しかし、大きな不安要素は…
沙耶「その挨拶って…私も一緒ですか?」
和田「もちろん。2人で挨拶に行こうと思ってる」
沙耶「でも、千香子さんと玲奈が…」
和田「あぁ、それなら心配いらないよ。妹は、近衛家にいるから」
沙耶「え!?」
玲奈が近衛家にいると聞き、沙耶は驚く
和田「そういえば、話してなかった?俺が江里子と浮気しているという噂…あれを流していたのは、沙耶の義妹だったんだ」
沙耶「そうだったんですか!?」
玲奈が流した噂だったと知り、なおさらショックを受けた様子
おそらく、自分と和田を引き離そうとでもしたのだろう
和田「これはさすがにマズいと思って、飛鳥家にも連絡したんだ。そしたら、義妹の祖父にあたる飛鳥会長からお叱りを受けたようだ。制裁として、夏休みの間は近衛家で生活するように言われていた。結婚前の同棲…という名の、沙耶や和田家に何かしないように近衛家が監視しているんだ」
沙耶「…」
あの一件が大きな騒動になっていると知り、言葉が出ない沙耶
だが、和田の名誉を傷つけるようなことをしたのだから、それくらい当然なのだ
和田「義妹に会わないだけでも、沙耶にとっては負担は軽減されるでしょ?義母には会うことになってしまうけど、俺がフォローするから安心して」
沙耶「は、はい…!」
和田「それで、五条家に行く日だけど…」
浩大「一応、五条家には訪問したいという旨は伝えてあります。ですが、まだ返答が無くて…。沙耶様のお父様が、現在執筆作業に追われているということでしたので…」
沙耶「はぁ…」
英太郎は、作品の執筆が始まると書斎に籠ってしまう
出来れば早く伺いたいが、返答がないのでは仕方ない
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作者名:あきか | 作成日時:2022年12月10日 0時