。゜+゜。〇-Episode10:初めてのプレゼント-〇。゜+゜。 ページ40
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和田「結婚を意識するようになったのは、いつ?」
蓮音「えーっと…慶子が高校卒業後の進路を考えてた時ですね。そのタイミングで、俺も仕事の立場が変わったんです。少しずつですけど、社長になる準備が始まったように感じて…。20歳も過ぎたし、そろそろ…結婚を考えてもいいのかなって」
慶子「だから、蓮音から『結婚を前提とした、同棲を始めないか』って言われた時は、本当にビックリしちゃって」
和田「お互いの両親への挨拶も済んでるの?」
慶子「はい。まぁ、うちは最初は反対されましたけどね」
沙耶「反対されたの!?」
慶子「そうよ。結婚なんて許さないってね」
まさか、慶子の両親が結婚に反対していたとは思っていなかった
沙耶から見れば、慶子と蓮音の交際は順調のように見えていたからだ
蓮音「すぐに結婚するわけじゃないって説明したけど、なかなか分かってもらえなくて…」
慶子「お父さん、私が家からいなくなるのが嫌だったみたい。それで、蓮音と結婚前提の同棲するって言ったら…取り乱しちゃって」
沙耶「なるほど…」
慶子「でも、2人で頑張って説得したの。蓮音と一緒にいたいって気持ちを伝えたら、お父さんも分かってくれたの」
蓮音「まぁ、折れてくれた…って感じだったけどな。でも、今は許してくれてるので。今では、『いつ結婚するんだ?』とか言われるくらいに…」
和田「あらら、そう感じになっちゃったか。でも、許してもらえて良かったね」
慶子「その時に、改めて感じたんです。私、いつの間にか蓮音のこと…凄く好きになってるって。蓮音って不器用なところもあるけど、一生懸命なのは伝わってくるのよ。デートのために、時間かかったけど車の免許を取ってくれたし。仕事だって、いろいろ挑戦しているみたいで…」
蓮音「…」
慶子の隣で、少し顔を赤くしている蓮音
滅多に慶子は蓮音のことを人前で褒めることはないため、恥ずかしくなっているようだ
慶子「何、顔を赤くしているのよ?」
蓮音「だって…」
沙耶「慶子が蓮音くんのこと、凄く好きなのは伝わってる。私、2人の関係が羨ましいから」
慶子「そう?」
蓮音「でも、結婚は…お2人に先越されそうだな…」
和田「何で?」
蓮音「まだ、こっちは時間かかりそうなので…」
慶子「まぁ、私はいつでも待ってるけど。でも、あんまり時間かけないでね?」
蓮音「分かってるよ…」
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作者名:あきか | 作成日時:2022年11月26日 0時