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スタッフA『テーブル31番の方、カフェオレのオーダーです』
オーダーメモが厨房のボードに貼りだされる
慶子『31番…って、蓮音さんの席だ』
沙耶『慶子、思い切って相談しようよ。蓮音さんのこと、気になってるんでしょ?』
慶子『別に、そういうわけじゃ…。それに、あのメモだって…迷惑に思われてたら意味ないし…』
沙耶『大丈夫だって!慶子のメモを迷惑に思っていたら、既にクレーム入ってるはずだよ』
沙耶の言うとおり、迷惑であれば既にクレームになっているはずだ
何も言われないということは、蓮音も嬉しく感じているのだろう
慶子『……分かった。メモに、書いてみる』
オーダーのカフェオレを準備し、小さなメモにストーカー被害の相談を書く
慶子は蓮音が座る席まで、オーダー品を運んでいく
慶子『お待たせしました。カフェオレをお持ちしました』
蓮音『あ、いつもどうも』
蓮音はパソコンを少しずらし、空いたスペースに慶子がカフェオレを置く
慶子『ごゆっくりどうぞ』
そそくさと厨房に戻っていく慶子
蓮音『いつも、ありがたいな。……ん?』
添えられているメモを読む蓮音
『いつもご来店ありがとうございます。最近、ストーカー被害に遭っていて困っています。なので、バイトの日数を減らしているので、蓮音さんにあまり会えなくなるかもしれないです。私がシフト入っている日にお会い出来たら、ゆっくりお話がしたいです 西条』
蓮音『……マジで?』
数十分後、蓮音が会計する
慶子がレジ会計を担当すると、お金と一緒にメモが渡された
慶子『え…?』
蓮音『……何かあったら、連絡して』
メモを見ると、蓮音の連絡先だった
慶子『!!』
慶子は若干動揺しながら会計を済ませ、蓮音は店を出る
慶子『う…そ……』
沙耶『慶子?』
慶子『沙耶ー…!!どうしよう、連絡先を貰っちゃった…!』
沙耶『へ!?』
慶子『これって…蓮音さんが、協力してくれるってことだよね?』
沙耶『そういうこと…じゃない?』
***
慶子「まぁ、これが蓮音を本気で意識するようになったきっかけですね」
和田「凄いなー…!」
蓮音「あんな相談されたら、何とかしないと…って。さっきも言いましたけど、あのカフェはうちの子会社経営なので。まぁ、協力出来そうだな…って」
和田「それで、ストーカー被害を解決したんだね?」
慶子「簡単に言えば、そうなんですけど…。これも、一難ありまして…」
和田「え?」
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作者名:あきか | 作成日時:2022年11月26日 0時