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。゜+゜。〇-Episode10:初めてのプレゼント-〇。゜+゜。 ページ37

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スタッフA『テーブル31番の方、カフェオレのオーダーです』


オーダーメモが厨房のボードに貼りだされる


慶子『31番…って、蓮音さんの席だ』

沙耶『慶子、思い切って相談しようよ。蓮音さんのこと、気になってるんでしょ?』

慶子『別に、そういうわけじゃ…。それに、あのメモだって…迷惑に思われてたら意味ないし…』

沙耶『大丈夫だって!慶子のメモを迷惑に思っていたら、既にクレーム入ってるはずだよ』


沙耶の言うとおり、迷惑であれば既にクレームになっているはずだ

何も言われないということは、蓮音も嬉しく感じているのだろう


慶子『……分かった。メモに、書いてみる』


オーダーのカフェオレを準備し、小さなメモにストーカー被害の相談を書く

慶子は蓮音が座る席まで、オーダー品を運んでいく


慶子『お待たせしました。カフェオレをお持ちしました』

蓮音『あ、いつもどうも』


蓮音はパソコンを少しずらし、空いたスペースに慶子がカフェオレを置く


慶子『ごゆっくりどうぞ』


そそくさと厨房に戻っていく慶子


蓮音『いつも、ありがたいな。……ん?』


添えられているメモを読む蓮音

『いつもご来店ありがとうございます。最近、ストーカー被害に遭っていて困っています。なので、バイトの日数を減らしているので、蓮音さんにあまり会えなくなるかもしれないです。私がシフト入っている日にお会い出来たら、ゆっくりお話がしたいです 西条』


蓮音『……マジで?』


数十分後、蓮音が会計する

慶子がレジ会計を担当すると、お金と一緒にメモが渡された


慶子『え…?』

蓮音『……何かあったら、連絡して』


メモを見ると、蓮音の連絡先だった


慶子『!!』


慶子は若干動揺しながら会計を済ませ、蓮音は店を出る


慶子『う…そ……』

沙耶『慶子?』

慶子『沙耶ー…!!どうしよう、連絡先を貰っちゃった…!』

沙耶『へ!?』

慶子『これって…蓮音さんが、協力してくれるってことだよね?』

沙耶『そういうこと…じゃない?』


***


慶子「まぁ、これが蓮音を本気で意識するようになったきっかけですね」

和田「凄いなー…!」

蓮音「あんな相談されたら、何とかしないと…って。さっきも言いましたけど、あのカフェはうちの子会社経営なので。まぁ、協力出来そうだな…って」

和田「それで、ストーカー被害を解決したんだね?」

慶子「簡単に言えば、そうなんですけど…。これも、一難ありまして…」

和田「え?」




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作者名:あきか | 作成日時:2022年11月26日 0時

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