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。゜+゜。〇-Episode10:初めてのプレゼント-〇。゜+゜。 ページ30

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ドアがノックされ、三好が部屋に入ってくる


三好「優希様、昼食の準備が整いましたよ」

和田「あ、はい…」

龍「おっと。もう、そんな時間?」


時計を見ると、11時半を回っていた


和田「でも、何で三好さんが俺を呼びに来るんですか?」

三好「ふふ。浩大さんが、忙しいようなので」

和田「はぁ…」

龍「珍しいね、浩大くんが忙しいなんて。じゃあ、俺も帰るねー!」

和田「おぅ…」


龍を玄関まで見送り、和田は食堂に向かう

食堂に入ると、何故か和田の分だけしかカトラリーが用意されていない


和田「ん?」

三好「さぁ、お座りになってお待ちください」

和田「あぁ…」


少々違和感を感じながらも、椅子に座る


和田「(何だ…?沙耶がいないなんて、様子がおかしい…)」


すると、カラカラと食事を乗せたキャスターワゴンの音が聞こえてくる


沙耶「お待たせしました。お食事をお持ちしました」

和田「え、沙耶!?」


エプロン姿の沙耶に、少々戸惑う和田

そんな沙耶に付き添うように傍にいる浩大

実は、前日に浩大だけにはサプライズを行うことを打ち明けて、準備の協力をしてもらっていた


和田「これは、いったい…どういうことだ…?」

浩大「沙耶様、早速ご準備を」

沙耶「はい…!」


丁寧に料理を運び、テーブルに並べていく

テーブルには、メインのハンバーグ、前菜、ジャガイモの冷製スープ、小さなチョコケーキが並ぶ


和田「これは…」

沙耶「優希さん、お誕生日おめでとうございます…!」

和田「え!?待って、何で知ってるの…!?教えてないよね!?」


誕生日を知らないはずの沙耶にお祝いされ、驚く和田


浩大「どうやら、鞠子が教えたみたいなんだ」

和田「マジか…」

沙耶「優希さんには、いろいろ助けていただきました。優希さんの婚約者になって、それまでの苦しい生活が嘘だったかのように、今は凄く幸せです。今までのお礼と、これからも優希さんの傍にいたいという気持ちを込めて…お料理を振る舞わせてください」

和田「…」


椅子から立ち上がり、沙耶を優しく抱きしめる


和田「嬉しいよ…!こんなサプライズ、初めてだ。ありがとう」


思いがけないサプライズに、和田は嬉しい感情が溢れていた

同じくらい、幸せも感じていた




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作者名:あきか | 作成日時:2022年11月26日 0時

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