検索窓
今日:16 hit、昨日:7 hit、合計:6,517 hit

。゜+゜。〇-Episode9:婚約者失格?-〇。゜+゜。 ページ18

.



沙耶「私が、近衛家と昔から親しくて…。優希さんも、仕事で近衛家と繋がりがあるみたいなんです。その縁で、紹介してもらったんです」

江里子「なるほど…。そういうご縁だったのですね」

沙耶「…」


近衛家を『格下』と言われたことに、沙耶は少々傷ついた

確かに、近衛家は社交界では真ん中くらいのレベルで、まだまだ発展中の企業グループ

真斗との関係があった故に、やはり近衛家を悪く言われるのは、いい気分ではない


江里子「沙耶さんは、本当に優希様を愛してらっしゃるのですか?」

沙耶「え…?」

江里子「婚約者ですのに、優希様を愛してないというのですか?」

沙耶「愛してるというか…。優希さんのことは好きです!ちゃんと、両想いですから…!!」

江里子「では、愛の営みはどうなのです?」

沙耶「へ…?」

江里子「和田グループは、この国を代表する企業です。当然、優希様の後継者が必要になります。婚約者ということは、後継者を産む義務がありますわ」

沙耶「そ、そうですけど…」

江里子「ちゃんと、優希様とそういうことはされてます?優希様の後継者を産む覚悟は、当然ありますよね?」

沙耶「…」


キス以上のことをしたことがない沙耶にとって、こういう話題を出されるのは嫌だった

未経験が故に恥ずかしくなり、沙耶は黙り込んでしまう


江里子「はぁ…。どうやら、後継者を産む覚悟がないようですね。そのような方に、優希様の婚約者が務まるでしょうか?」

沙耶「っ…」


ここまで言われると、さすがに傷ついてしまう

今すぐにでも、和田のところに逃げ出したい

すると、沙耶は激しい眩暈に襲われる


沙耶「うぅ…」

江里子「沙耶さん?」

沙耶「ちょっと…眩暈が…」

江里子「大変ですわ…!どこか、お部屋をお借りして休みましょう?」

沙耶「は、はい…」


***


その頃、別室では和田と奏は指輪を見ながら相談していた


和田「んー…」

奏「お前がお気に召す指輪は無いか?」

和田「ちょっと、思ってた感じと違う。申し訳ない」

奏「そっか。それなら仕方ない」


どうやら、奏が勧めて来た指輪はお気に召さなかったようだ


和田「まぁ、そこまで急いでるわけじゃないし。ゆっくり考えるよ」

奏「分かったよ。また、何かあれば聞いてくれ。相談なら、いくらでも聞くぞ?」

和田「はいはい…」




.

。゜+゜。〇-Episode9:婚約者失格?-〇。゜+゜。→←。゜+゜。〇-Episode9:婚約者失格?-〇。゜+゜。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズJr , Jr.SP , IMPACTors   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あきか | 作成日時:2022年11月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。