名家の次期当主に溺愛されています (ページ33)

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。゜+゜。〇-Episode2：優しい救いの手-〇。゜+゜。ページ33

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沙耶「…」

車を降り、改めて家の外装を見る

とても家とは思えない、高級ホテルのような外装

今日からここが、沙耶の家になるのだ

沙耶「凄すぎる…」

和田「さぁ、中に入るよ」

沙耶「は、はいっ…！」

和田にエスコートされ、豪華な玄関を抜ける

すると、ホテルのロビーのような広い玄関で大勢の使用人たちに出迎えられた

安土「お帰りなさいませ、優希様。そして、ようこそいらっしゃいました、沙耶様。我々、和田家の使用人一同…沙耶様を歓迎いたします」

沙耶「…」

和田家で働く使用人たちが、広い玄関に一堂に並んで頭を下げている

あまりの歓迎っぷりに、もはや言葉が出ない…

でも、何も挨拶しないわけにはいかない

沙耶「今日からお世話になります、五条沙耶です。よろしくお願いします…！」

安土「ご丁寧な挨拶、ありがとうございます。私は、こちらの使用人長をしております、安土と申します。何かあれば、ご遠慮なくお申しつけください」

沙耶「は、はい…！」

和田「沙耶の部屋の用意は？」

安土「万全に整っております」

和田「よし、沙耶を部屋に案内してやってくれ。昼食の時間まで、部屋でゆっくりしてていいよ」

沙耶「は、はい…！」

1人の女性の使用人が沙耶に近づいてくる

三好「沙耶様のお世話係を担当することになった、三好と申します。よろしくお願いします」

沙耶「こちらこそ、よろしくお願いします…！」

三好は30代くらいの女性で、また三好家も和田家に関連する家柄だ

この家の使用人たちは全て、和田家に関わる家の人間たちが雇われている

三好に案内され、沙耶の部屋に向かう

外装だけではなく、内装までもが高級ホテルのような雰囲気

和風だった近衛家とは違い、洋風な和田家は沙耶にとって新鮮だった

沙耶の部屋に到着し、大きな扉を開ける

沙耶「…！！」

三好「こちらが、沙耶様のお部屋になります」

部屋の雰囲気は、沙耶の雰囲気に合うように高級でありながらも落ち着いた雰囲気の可愛らしい部屋だった

三好「気に入っていただけましたか？」

沙耶「はい…！凄く、素敵なお部屋です…！」

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