魔法少年☆大戦 -4- 。゜+ Jr. +゜。

。゜+゜。+ Fight132 +。゜+゜。 ページ28

.



公園




顕嵐「とりゃああ！！」

神宮寺「…」

岸「はぁ！！」

神宮寺「…」

宮近「とぅ！！」

神宮寺「…甘いな」




衝撃波を撃つ神宮寺




顕嵐「うわあぁぁ！！」

岸「うぅっ…」

宮近「くっ…」

神宮寺「ははっ…そんな程度か？」

岸「ヤバいだろ…」

宮近「ここまで強くなってるなんて…」

顕嵐「やっぱり…Sランクのジェシーくんのパワーを吸い取ったから…」

宮近「それに…今まで襲ってきた魔法少年のパワーもある…。大量の魔法少年のパワーを吸い込みすぎた状況だ…」

岸「厄介だな…」

顕嵐「もう…神宮寺の意識は消えたのか…」

神宮寺「あの人間の意識なら…先ほど完全に抹消した」

宮近「何！？」

神宮寺「病気で倒れた魔法少年を使おうと思ってるみたいだが、それも無駄なこと…。もう元に戻ることはない…！」

顕嵐「そんな…」

岸「もう…ダメなのか…？」

神宮寺「そう…お前らに勝ち目は無い…。大人しく…そのパワーを俺に渡すんだな…」




.




療養所




岩橋「ん…」

ラヴィ「玄樹…！」

岩橋「あれ……俺…」

ラヴィ「良かったぁ…。さっきまでお母さんが付き添ってたんだけど…」

岩橋「そっか…。あぁー…死んじゃうかと思った…」

ラヴィ「顕嵐たち…大丈夫かな…」

岩橋「あれ……夢なのかな…」

ラヴィ「え？」

岩橋「みんな…神宮寺にやられちゃってた…。ジェシーくんも…北斗くんも…」

ラヴィ「そんなっ…」



『玄樹…』



岩橋「え…？」


『玄樹…！』



神宮寺の亡霊が現れる



岩橋「神宮寺！？」

ラヴィ「何で…」

神宮寺の亡霊『今の俺は、あの身体から抜け出した亡霊の状態なんだ…』

岩橋「でも…どうして…」

神宮寺の亡霊『このままだと危ない…！みんな…やられてしまう！お前しか頼りに出来ない！』

岩橋「だけど…俺…」

神宮寺の亡霊『無理なのは分かってる…。でも…お前が動かなかったら、世界は終わってしまう！！』

岩橋「…」

神宮寺の亡霊『頼む…！Sランクじゃなくてもいい……俺を助けてくれ…！お前しか出来ない…！』

岩橋「っ…」

ラヴィ「玄樹…」

岩橋「……分かった。今すぐに行く！！」



.



看護婦「岩橋くーん…大丈夫……」



病室に岩橋の姿が無い



看護婦「あら！？どこに行ったの…！？」







肌寒い中、走る岩橋


岩橋「はぁっ…はぁ…」

ラヴィ「無理して飛び出さなくても…」

岩橋「でもっ…俺が行くしかない…！みんなっ…待ってて…！」







.

。゜+゜。+ Fight133 +。゜+゜。→←。゜+゜。+ Fight131 +。゜+゜。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す