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数週間後…
星ノ華高校
生徒玄関
男子生徒A「おいおい、マジなの?」
男子生徒B「マジらしいぜ。B組からA組に昇格だって」
女子生徒A「いいな〜。A組って、セレブとかB組以上に特別な人しか行けないクラスでしょ?」
女子生徒B「専用のカフェとかも校舎内にあるらしいし、羨ましい〜」
蓮音「…」
掲示板に貼ってある紙を見て、呆然としている蓮音
今野「おい、蓮音…。お前、何したんだよ?」
蓮音「何もしてないけど…?」
矢花「いやいや、何かしたからこうなってんだろ!!」
蓮音「マジで何もしてないって!!何で、俺がA組なの!?金持ちじゃないよ!?」
掲示板に『本日付けで、3年B組 林蓮音を3年A組所属とする 私立星ノ華高校 生徒会』という内容の貼り紙がある
蓮音「何でなの…?マジで、心当たり無いんだけど…」
優斗「いたいた、見つけたぞ!」
橋本「はい、今日からお前は3年A組の生徒。こっち来い」
蓮音「ちょっ…!?」
蓮音を無理やり連れ出す橋本と優斗
蓮音「こんぴー!!矢花ぁーー!!」
今野「あーぁ…」
矢花「じゃあなー…蓮音…」
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A組専用校舎
男子更衣室
蓮音「な、何だよ…この高級な制服…。見た目は変わらないけど、素材が違うような…」
優斗「A組の制服は特別だぞ。制服に使ってる素材は全てシルクだからな」
橋本「制服は普通に買っても10万以上するけど、A組の制服は総額で50万近くするからな」
蓮音「はぁーー!?」
橋本「だから、大事に着るんだぞ。ま、3年だから残り半年くらいだけどな」
優斗「校舎内をざっくり説明するぞー」
更衣室を出る3人
橋本「1階は基本的に、A組専用の図書室や資料室とか。あ、カフェもあるぞ」
優斗「4階が1年、3階が2年、2階が3年の教室。まぁ、これは普通校舎と同じ振り分けだから分かるよな」
橋本「ちなみに、今俺たちが歩いてるこの廊下はA組専用通路。A組以外の生徒が歩くのは厳禁だから」
蓮音「そうなの?」
優斗「だって、ここはA組専用校舎だぞ?A組以外の生徒は入れなくて当然っしょ」
蓮音「あ、そっか…」
橋本「んで、ここから見えてる校庭がA組専用の校庭」
蓮音「校庭まで、A組専用とかあんの…?」
橋本「まぁ、ざっくりこんな感じか」
優斗「ちゃんと全部覚えてくれよ」
蓮音「時間かかると思うけど…覚えるよ」
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作者名:あきか | 作成日時:2022年3月26日 21時