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蓮音「こうやって、素直に俺のことを慕ってくれる子の方が…よっぽど信頼出来る」
ハサミを拾って立ち上がり、ポケットからA組のネクタイを出す蓮音
蓮音「自分の居場所は、自分で決める。もう、お前には頼らない…!!」
瑞稀の目の前で、A組のネクタイを切る
瑞稀「…」
手島「蓮音くん…」
蓮音「…行こうぜ、手島くん」
手島「うん…!」
校舎を出る2人
瑞稀「…」
落ちているネクタイの切れ端を拾う瑞稀
優斗「あいつ、みずっくんに2回も逆らうとか…!!」
橋本「瑞稀、いいのかよ?」
瑞稀「はぁ…。これで、完全に敵ってことか。上手く使えると思ったのになー…?残念だよ、蓮音…」
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プレハブ校舎近くの中庭
蓮音「あの…ありがとな」
手島「昨日のお礼だよ」
蓮音「0組が、ここまで嫌われ者だとは思わなかった…。本当に、俺は何も知らな過ぎた」
手島「じゃあ、もし…蓮音くんが0組の事情を知った状態で昨日の騒動に巻き込まれてたら…俺のこと軽蔑した?」
蓮音「……いや、助けたと思う。困ってる人を放っておけない。だから…夏休みだって、瑞稀くんを助けたんだけどなー…」
手島「きっと、生徒会長は…蓮音くんの優しさを利用しようとしたんじゃない?助けてくれた優しい蓮音くんなら、自分の言いなりになってくれるって思ったんじゃないかな?」
蓮音「そういうことか…」
小山「おーい!林くーん!!」
蓮音「!!」
小山が駆けつける
小山「まだ帰ってなくて良かった…。これ、0組のネクタイだよ」
新しいネクタイを差し出す小山
蓮音「あ…!!」
小山「明日から、そのネクタイを着けてきてね。あと、林くんはB組だったんだよね?その時の制服って…」
蓮音「あ、家にあります!A組になった時に持ち帰って、クリーニングに出してそのままで…」
小山「それなら安心だ。じゃあ、A組の制服とネクタイは…明日俺に返却して」
手島「ねぇ、蓮音くん…ネクタイ…」
蓮音「あー!!さっき、切っちゃった…」
小山「切った!?」
手島「いろいろあって…」
小山「まぁ…あえて事情は聞かないでおくよ…。じゃあ、制服だけ返却してね」
蓮音「はーい…」
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作者名:あきか | 作成日時:2022年3月26日 21時