ハイスクール×バトル (ページ21)

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。゜+゜。+ Battle2-戦う覚悟- +。゜+゜。ページ21

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浩大「今村くんの言うとおりだって。あいつに関わったら、まだ酷い目に遭うぞ？」

手島「蓮音くんは、元A組だけど…俺のことを見下さなかった。むしろ、酷い仕打ちを受けているところを助けてくれた…。0組のこと…何も分かってないけど、分かってないからこそ…俺に優しくしてくれた気がする」

龍「分からないよ？心の中では、てっしーのこと見下してるかもよ？」

手島「本当に俺のことを見下してるなら、『元のクラスに戻る勇気を持て』なんて言わないと思う。俺は0組になって…自分は何も出来ない、落ちこぼれだって自信を失ってた。でも、蓮音くんの言葉や行動は…そんな俺を変えてくれるような気がする」

強く拳を握る手島

手島「蓮音くんは、信じていい人だと思う。元A組の人だからって差別するのは、A組が俺たち0組を差別するのと同じことだよ！俺は…蓮音くんを信じたい。だからっ…今度は俺が、蓮音くんを助けてくる！！」

プレハブ校舎から出ていく手島

舜英「あーぁ…。また、酷い目に遭っちゃうぞー…」

今村「…」

一敬「どうなることやら…」

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普通校舎

蓮音「(なるべく、誰にも会わないルートで生徒会室に…)」

生徒たちが少ない廊下を歩いて、生徒会室に向かう蓮音

蓮音「(ちゃんと話せば、瑞稀くんだって分かってくれるはず…)」

前方から、今野と矢花が歩いてくる

蓮音「あ、こんぴーと矢花…」

今野「…」

矢花「…」

蓮音と目を合わさず、そのまま無視して通り過ぎる2人

蓮音「…え？」

男子生徒A「何で、0組の生徒がいるんだ？」

蓮音「！？」

周りに、どんどん生徒たちが集まってくる

女子生徒A「彼が、A組から0組に落ちたっていう子…？」

女子生徒B「ヤダー。何で、そんな生徒がここにいるの？」

男子生徒B「0組は、校舎の中に入って来るなよ」

蓮音「(な、何だよこれ…。ていうか、ここにいるのはA組の生徒じゃないよな？元B組のクラスメイトだって…)」

男子生徒A「おい、0組の生徒が校舎に何の用だよ！！」

男子生徒C「0組は出ていけよ！！」

蓮音を突き飛ばす男子生徒たち

蓮音「な、何するんだよ！！ていうか、お前…元B組のクラスメイトだろ！？」

男子生徒C「はぁ？0組に落ちたクズに、クラスメイトなんて言われたくないけど？」

蓮音「なっ…」

男子生徒A「出ていけよ」

男子生徒B「さっさと、0組は消えろよ」

蓮音「(何でだよ…。これって、昨日の手島くんと同じ…)」

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