ハイスクール×バトル (ページ18)

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。゜+゜。+ Battle2-戦う覚悟- +。゜+゜。ページ18

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手島「蓮音くん！」

中庭に入ってくる手島

蓮音「あ、手島くん…」

手島「今…生徒会長とすれ違ったけど、何か言われたんですか？」

蓮音「あー…ちょっとな。ったく…何で俺が悪いみたいな感じなんだよ…」

手島「……あの、これ」

蓮音「？」

コンビニの袋に入った、パンとジュースを渡してくる手島

蓮音「え、いいの！？」

手島「何も食べないのは、体に悪いし…。昨日のお礼ということで…」

蓮音「あ、ありがとう…！」

手島から袋を受け取る蓮音

蓮音「はぁ…。俺は0組のこと…何も知らなすぎなんだよな…」

手島「仕方ないですよ。俺も0組に来るまでは、こんなに嫌われたクラスだなんて思わなかったので…」

蓮音「手島くん、1年生だよね？0組のこと知ってたの？」

手島「実は、0組に降格するまでは…知らなくて。最初は『何それ？』って…なりました」

蓮音「だよな…。俺も、B組にいた頃は0組っていうクラスがあるという噂程度でしか知らなかったし…」

手島「0組に来て分かったのは、このクラスにいる人たちは何等かの問題があって…生徒会長の身勝手な事情で0組に落とされた人たちの集まりなんだって…。だから、みんな…A組や生徒会長のことが嫌いなんです」

蓮音「手島くんは、何で0組になったの？」

手島「俺は…勉強が苦手なんです。受験も…本当に受かったのが奇跡なくらいで…。1学期の期末テストで、全教科赤点の学年最下位になっちゃって…。それで、成績不振って理由で…0組に落とされたんです」

蓮音「え、待って…。そんな理由で0組になっちゃうの？何も悪いことしてないし、他の学年の最下位の生徒は…」

手島「俺の場合、全教科赤点っていうのが悪かったみたいで…。生徒会長に『赤点を取るような生徒は、将来が見えないね』って言われて…。俺は、たった3ヶ月しか…1年C組の生徒でいられなかったんです」

蓮音「そんな…」

手島「でも、C組にいた頃より…今の0組の方が居心地良いんです。みんな、優しいし…。元のクラスに戻れないのは、悔しいけど…」

蓮音「悔しいなら、元のクラスに戻るために何かすればいいじゃん」

手島「無理ですよ。0組に落ちたら、残された選択肢は退学しかないんです」

蓮音「え！？」

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