。゜+゜。+ Mission36-瀧の秘密の恋愛事情- +。゜+゜。 ページ25
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次の日
秘密警察本部
久保「瀧くん、本当に良いんですか？」
瀧「何が？」
久保「昨日話してた、好きだった先輩のことですよ。本当は会いたいんですよね？」
瀧「会えるならば…ね。でも、どこの高校に通ってるか分からないから無理だよ」
久保「SNSとか知らないんですか？」
瀧「噂では…本当に仲が良い人にしか、SNSを教えてないらしい。俺は教えてもらえなかったから、その程度ってことだよ」
久保「そっかー…」
本部に誰かが入ってくる
飛翔「お疲れ様でーす」
久保「今日はデートじゃないのー？」
飛翔「あのね…。いつも休日にデートするわけじゃないって…」
瀧「でも、思った以上に進展が早いね。上手くいけば、告白までいけそうだね」
飛翔「告白かぁ…。まだ勇気が出ないよ…」
久保「そうやって躊躇ってると、瀧くんみたいに機会を逃すぞー！」
瀧「そうだよ。俺みたいにはなって欲しくないよ。本当…俺って、みんなの反面教師だよ…」
飛翔「瀧くん…」
飛翔のスマホが鳴る
飛翔「え、サキさん？…もしもし？」
サキ『急にごめん！今、大丈夫？』
飛翔「はい…」
サキ『シオリ先輩が通ってる高校、分かったよ！月詠高校だって！』
飛翔「…え！？月詠高校！？」
瀧「？」
飛翔「それってつまり…戻って来てるってことですか？」
サキ『そうみたい。友達からの情報だと、2年の途中で月詠高校に転入したって…』
飛翔「なるほど…。ありがとうございます！」
サキ『ちなみに、先輩は…飛翔くんのお友達のこと、憶えてるらしいよ。犬飼ってる子でしょ？って…』
飛翔「そこまで聞いてくれたんですね。ありがとうございます」
サキ『協力出来て良かった。じゃあ、飛翔くんのお友達によろしくね〜』
通話をやめる
久保「どうしたの？」
飛翔「瀧くんが好きだった先輩、月詠高校にいるらしい…」
久保「マジで！？」
瀧「嘘…。でも、先輩らしい人は見たことない…」
久保「でもさ、瀧くんって…6月くらいまで入院してたよね？だから、気付けなかったんじゃ…？」
瀧「！！」
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作者名：あきか
| 作成日時：2021年11月27日 20時
