。゜+゜。+ Mission36-瀧の秘密の恋愛事情- +。゜+゜。 ページ30
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瀧「ふぅ…。みんな、お疲れ様」
ニコニコスタイルが解除される
ニンジャレッド「あれ…？元に戻らない…」
ニンジャオレンジ「本当だ！！」
メガインベーダーが消滅しても、破壊された校舎が元に戻らない
ニンジャパープル「何で？今までは、ちゃんと元に戻ってたのに…」
ニンジャブルー「まさか…戻らないように仕組まれた？」
ニンジャイエロー「可能性はあるね…。破壊した爪痕を、しっかり残す…」
瀧「…これが、異星人たちの目的なのかもね。こうやって、着実に…地球を支配していくつもりなんだ」
ニンジャレッド「そんな…」
ニンジャオレンジ「……あーーもう！！重い空気、終わり！！」
瀧「考えてても仕方ないね。本部に戻って、報告だね」
足元に白い星の欠片が落ちている
ニンジャレッド「とりあえず、おとめ座の星の欠片は回収して…」
ニンジャブルー「瀧くん…先輩は探さなくていいの？」
ニンジャオレンジ「もしかして、さっき助けた人が…そうなの？」
瀧「うん。でも…会えたからいいかな。話は…」
ニンジャオレンジ「何で躊躇するんだよー！！」
ニンジャブルー「報告は俺たちがするので、瀧くんはごゆっくり！！」
瀧「…まったく。分かったよ、ちゃんと先輩と話すね」
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数分後…
校門前
シオリ「えっと…瀧くん、だよね？」
瀧「はい…。覚えてて…くれたんですね」
シオリ「もちろん。ワンちゃん…まだ元気？」
瀧「はい！まだまだ、全然元気ですよ」
シオリ「そっか。瀧くん…中学の時から雰囲気変わってないね」
瀧「そうですか？先輩は…髪が短くなってて、最初分からなかったです…」
シオリ「そうだろうね…。この街に戻って来たことを…知り合いにバレたくなくて、髪を切ったの」
瀧「どうしてですか…？」
シオリ「私ね…中学の時は『何でも出来る人』ってチヤホヤされて…嬉しかった。でも、高校に行ったら…私よりも出来る人なんていっぱいいた。自分なんて…本当に何でも出来る人から見たら…たいしたことないんだって実感したの」
瀧「そんな…」
シオリ「調子に乗ってただけだったんだ…。自分でも『何でも出来る』のが当たり前だったから…それが崩れた瞬間、自分が情けなくなった。そんな矢先に、お父さんの仕事の都合でこの街に戻ることが決まったの。だから…心機一転するために髪を切って、あの頃の私とサヨナラしたの」
瀧「そうだったんですね…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2021年11月27日 20時
