警察戦士ポリスニンジャー -10- (ページ10)

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。゜+゜。+ Mission29-トウマ司令長の秘密- +。゜+゜。ページ10

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トウマ「…まず、今までラスボスのマスター・メテオのことを黙ってて申し訳なかった。話そうと考えていたが、みんなに不安を抱かせないためにずっと黙っていたんだ」

皇輝「トウマ司令長は、いつラスボスの存在を知ったんですか？」

トウマ「最初から知っていた。ポリスニンジャー計画を発足させるきっかけは、全てあいつを止めるためだったんだ」

海琉「どういうことですか…？」

トウマ「簡潔に言うが…。マスター・メテオを生み出したのは……私だ」

海琉「えっ…！？」

皇輝「トウマ司令長が！？」

渉「だから、あの男と顔見知りだったんですね…！」

トウマ「あぁ…」

黒田『トウマ司令長が、あのラスボスを生み出した…！？』

織山『え、待って…。理解が追いつかない…』

トウマ「私は10年前…社会人として働きながら、趣味で宇宙の研究をしていた。その研究室が、今回の強化合宿で使った高峰荘だった。そして、ある日の夜…」

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10年前…

高峰荘

斗真『おぉ、今日は流星群か。これは、ラッキーだ』

望遠鏡で夜空を眺める斗真

斗真『珍しい流星群だな。まぁ、宇宙は不思議だらけだからな』

小さな光の粒が部屋に入ってくる

斗真『何だ…？』

床に金平糖のようなモノが転がっている

斗真『これはいったい…？少し、様子を見ようか…』

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トウマ「私は興味本位で、その金平糖のようなモノを拾ってしまった。小瓶に入れて様子を見ていたら、数日でスライムのように溶けていった」

皇輝「溶けた…！？」

トウマ「少し暑い時期でもあったからな…。気温のせいで溶けてしまったんだと思っていた。だが、それは危険の兆候だったんだ…。そうとも気付かず、私はしばらく仕事が忙しくなって高峰荘に行けない日々が続いた。久しぶりに高峰荘に行くと、小瓶は空っぽになっていた…」

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10年前

高峰荘

斗真『空っぽになっている…？蓋が開いた形跡は無いし、暑さで蒸発してしまったか…？』

近くに何かが墜落する音が響く

斗真『何だ！？』

慌てて墜落現場に向かうと、小型ロケットが煙を噴き上げていた

斗真『ロケット…！？これは、いったい…』

『着陸……成功ドロン…？』

小型ロケットの中から、青いタマゴ型の物体が出て来る

No.2525『目的地周辺に着陸成功ドロン…』

斗真『な、何だこれは！？』

No.2525『んなっ！？地球人に見つかってしまったドロン！！』

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