。゜+゜。+ Mission31-稲葉の迷い 悩む進路選択- +。゜+゜。 ページ38
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黒田「俺さ、中学が学ランだったの。それが、ちょっと嫌でさ…。高校生になったら、絶対にカッコいいブレザーの制服を着たい！！って思ってたの」
稲葉「はぁ…」
黒田「それで、俺的に…カッコいいブレザーだと思ったのが、東阪高校だったってわけ」
忍魂忍魂さん「凄い理由ドロン…」
渉「他でもブレザーの高校、いっぱいあるのに…。西館と朝日奈もブレザーなのにさ、わざわざ偏差値高めの東阪高校を選んだんだよ」
黒田「良いじゃん。受験勉強は大変だったけど、結果的に合格したし？周りには反対されまくったけど、頑張って結果出したもん。周りが何て言おうと、俺がやりたいって思ったことを最終的に実行出来たら、それでいいんだよ」
稲葉「…」
黒田「どういう理由で、進路変更を躊躇ってるのか分からないけどさ…。稲葉が正直にやりたいって思うことをやれよ。今、稲葉が挑戦したいことは何だ？将来のことよりも、今どうしたいのか…それが大事だと思う」
稲葉「将来よりも…今…」
黒田「ぶっちゃけ、俺なんて将来のことなんか考えないで受験してたぞ？」
渉「それは、俺もだよ。むしろ、来年は俺たちは大学とか就職を考えないとだぞ？」
黒田「そこなんだよなー！だから、高校受験で将来に悩むのは早い！！以上！！」
稲葉「…」
忍魂忍魂さん「光輝の言うとおりドロン。音楽系の学校に進学するために、将来のことを難しく考える必要はないドロン。今、通陽がどうしたいのか…。それが大事ドロン」
稲葉「今、僕がどうしたいのか…」
忍魂忍魂さん「今のことを考えれば、将来のことを考えられるようになるドロン。今の自分の気持ちを見ないで、突然将来のことを考えるから…分からなくなるんだと思うドロン」
稲葉「そっか…。今の自分の気持ち…か」
渉「少しでも、稲葉の進路に役立てばいいな」
黒田「俺のは正直、参考にしなくていいぞ」
渉「あはは…」
警報音が鳴り響く
稲葉「え、もしかして…」
渉「確認します！」
部屋の奥にある大きな装置を操作する渉
渉「近所の公園で、メガインベーダーの反応を感知！」
黒田「公園か…。休日だから、人も多いだろうな」
渉「稲葉…1人で行ける？」
黒田「さすがに、メガインベーダーに1人で立ち向かうのは無理でしょ。海琉たち呼んだ方が…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2021年10月16日 17時
