。゜+゜。+ Mission31-稲葉の迷い 悩む進路選択- +。゜+゜。 ページ35
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次の日
赤嶺総合病院
トウマ「稲葉くんが、進路に迷っている？」
皇輝「はい…。星輝が、そう相談してきて…」
トウマ「そうか…。そろそろ、志望校を決めないといけない時期だろう。急に、迷うようなことが起きてしまったのか…」
皇輝「お父さんに、音楽系の学校を勧められたらしいです。私立の高校で、将来はプロを目指すような人が通う学校だから、自分は受けるべきなのか…と」
トウマ「なるほどね…。稲葉くんらしい、進路の悩みかもしれないな」
皇輝「将聖が自信を持つことで、少し成長しましたけど…。稲葉は、この進路選択がきっかけになるでしょうか？」
トウマ「おそらく、これが稲葉くんの試練かもしれないな。自分が本当に選ぶべき道を、自分で選択できるかどうか…」
皇輝「羨ましいくらいですよ、稲葉の悩みが」
トウマ「そうなのか？」
皇輝「自分は、高校受験を経験してないので…。代官付属中だったので、半分はエスカレーターのような感じで代官付属高校に入学したんです。もちろん、それなりの試験はありましたけど…高校受験のような感じでは無かったので」
トウマ「そうだったんだな」
皇輝「自分の進路に真剣に向き合えるなんて、本当に羨ましいです。俺は、親に勧められて代官付属系列の学校に進んだので…。去年、星輝が高校受験で『どうしようー！！』って悩んでた姿も、ある意味羨ましかったんです」
トウマ「あはは…。私も、もう何十年も前の話だが…高校受験は大変だったよ。でも、これで1つ成長するんだ。進路という選択をして、受験という戦いを乗り越えるからね…」
皇輝「稲葉が、少しでも成長出来ると良いですね」
トウマ「そうだな…」
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秘密警察本部
稲葉「…」
バイオリンの練習をする稲葉
稲葉「(僕は、どういう選択をするべき…？考えれば考えるほど、中途半端な答えしか出ない…)」
忍魂忍魂さん「…通陽、来ていたドロン？」
稲葉「うわっ！？あ、そっか…。忍魂忍魂さん、今は本部で休んでるんだったね」
忍魂忍魂さん「演奏を止めてしまって、申し訳ないドロン。宇宙警察本部に連絡することもあるから、しばらくは本部にいるドロン」
稲葉「そうなんだね…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2021年10月16日 17時
