。゜+゜。+ Mission31-稲葉の迷い 悩む進路選択- +。゜+゜。 ページ34
.
悠仁「俺たちのことは、別に構わないぞ」
稲葉「え…？」
悠仁「学校案内はしたけど、あれは稲葉の進路選択の参考にしてほしかったから。別に、絶対に西館高校に来いっていう意味ではない」
星輝「そうだよ。俺たちのことは気にしなくていいから」
長瀬「まぁ…俺たちの後輩になって欲しいって気持ちはあるけどね。でも、これは稲葉の進路なんだからさ」
稲葉「僕の…進路…」
悠仁「周りに合わせる必要なんか無い。自分の進路を、しっかり考えてみろよ」
稲葉「…」
本部に誰かが入ってくる
海琉「お疲れ様でーす」
久保「あ、みっちー先に来てたんだ」
稲葉「うん…」
小田「何かあったの？」
星輝「進路変更するか迷ってるんだってさ」
海琉「進路変更！？」
久保「マジで！？」
稲葉「うん…」
小田「えー！？西館高校じゃないの？」
稲葉「そう思ってたんだけど…お父さんに、別の高校を勧められたんだ。そしたら、ちょっと迷っちゃって…」
海琉「みっちー…」
長瀬「稲葉が西館に来ないかもしれないのかー…。じゃあ、久保！！お前が俺たちの後輩になってくれ！！」
久保「えー…どうしようかなー？」
長瀬「おい！！」
久保「マジで迷ってる…。どうしようー！！」
小田「久保くんも決まってないんだね…」
海琉「来年、僕たちはどうなるかな？」
星輝「2人は一緒の高校に行きそうな気がするな」
小田「あー…。まぁ、海琉と一緒だと安心かも」
海琉「成績も、同じくらいだもんね」
悠仁「とにかく、しっかり考えてみろ。時間は無いかもしれないけど…自分と向き合え」
稲葉「…うん」
.
夜
稲葉家
リビング
稲葉「…」
稲葉姉「何かあった？もしかして、進路のことで悩んでた？」
稲葉「何で分かったの？」
稲葉姉「受験生でしょ？このくらいの時期なら、悩むだろうと思ってさ」
稲葉「お父さんに勧めてもらった学校に行くか、友達がいる学校に行くか…。どっちが良いのかな？」
稲葉姉「それは、通陽が決めることでしょ」
稲葉「ねぇねは、どうやって高校を決めたの？」
稲葉姉「私なんか、学力的にどう頑張っても千台橋が限界だったの。通陽と違って音楽に才能があるわけでも無かったし、他の高校と迷う余地なんか無かったの」
稲葉「そうなんだ…」
稲葉姉「最終的に、後悔しない選択をするんだよ。最終的に決めるのは自分。『誰かに言われたから』とかでは、意味無いんだから」
.
。゜+゜。+ Mission31-稲葉の迷い 悩む進路選択- +。゜+゜。→←。゜+゜。+ Mission31-稲葉の迷い 悩む進路選択- +。゜+゜。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あきか
| 作成日時：2021年10月16日 17時
