警察戦士ポリスニンジャー -10- (ページ27)

今日:16 hit、昨日:5 hit、合計:11,039 hit

。゜+゜。+ Mission30-小田の理想のヒーロー- +。゜+゜。ページ27

.

海琉『小田くんの好きなモノをバカにした、あの子たちの方が悪いよ！小田くんは、何も悪くない！』

小田『…』

海琉『本当は、すぐに小田くんに声をかけて助けたかった…。でも、どうしたらいいか考えてたら放課後になっちゃって…』

小田『うぅー…』

泣き出す小田

海琉『え、小田くん！？』

小田『ありがとう…』

海琉『ねぇ、どんなヒーローが好きなの？僕も、妹がアニメを見てるから…その流れで戦隊ヒーローのドラマ見るんだ』

小田『そうなの？ねぇ、田村くんには…ヒーローの話をしてもいい？』

海琉『もちろん！小田くんの好きなモノ、いっぱい教えてよ！』

.

1年後…

北赤嶺小学校

6年2組

小田『ねぇ、海琉！朝日奈市で活躍しているヒーローのこと、知ってる？』

海琉『知ってるよ！SPハンターだよね？』

小田『そうそう！本当に、ヒーローっているんだね！』

海琉『朝日奈市は隣の街だから…もしかしたら、会えるかもね！』

小田『会えるかな？いろんな場所での目撃情報もあるから、いつかこの街にも来るかな？』

男子児童A『お前、マジで信じてるの？』

小田『え…？』

男子児童B『本当にヒーローなんているわけないじゃん』

男子児童A『イケメンな4人組とか言われて写真とか出回ってるけど、あれって全部加工だろ？本当なわけないって』

海琉『何でそんなこと言うの！？本当じゃなかったら、こんなに有名になんてならないよ！』

小田『そ、そうだよ…。SPハンターは…絶対にいるよ…』

男子児童A『もうすぐ中学生なのに、まだヒーローを信じてるのかよ。マジで、お前ダサいな』

男子児童B『中学生になってもヒーローが好きなんて言ってると、マジで友達いなくなるぞ』

男子児童A『海琉も、小田の話に合わせる必要なんてないんだよ。お前まで子供扱いされるぞ』

海琉『ダサいのは、お前たちだよ！！将聖の好きなモノを、何でそうやってバカに出来るの！？』

小田『海琉…。いいよ、庇わなくて…』

海琉『僕は絶対に許さない！ヒーローが好きでも良いじゃん。何で、好きなモノを好きって素直に言っちゃダメなの？ヒーローが好きなのは、子供なの？そんな決まり…誰が決めた！？』

男子児童A『うわ、ウゼー…。何、勝手に熱くなってんだよ…』

男子児童B『行こうぜ…』

小田『(海琉…本当に強いなぁ…。何も言い返せない僕は、本当に弱い…)』

.